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2017/03/15

エンジニアインタビュー:グローバルエンジニア M・H

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グローバルエンジニア
M・H
2015年5月入社 31歳

「海外で仕事するってカッコイイ!」動機は単純な憧れ

「前職ではネットワークエンジニア兼PMとして海外のネットワーク構築案件に携わっていて、日本から電話会議などで海外の顧客やエンジニアと連携しながら、案件マネジメントをしていました。

念願の英語を使う仕事ではあったんですが、できれば実際に海外へ行って現地のお客様やエンジニアと直接やり取りして、もっと彼らの気持ちを知りたいと思うようになったんです。

なにより『海外で仕事をするってかっこいい!』っていう単純な憧れも大きかったです(笑)」
 
この思いが一番高まっていた時に、APCが『海外案件の現地PM』を募集していたことを知った。
 
「渡りに船ってタイミングでした。『これはいくしかない!』って思って転職を決意しました」
 
APCに入社して最初に担当した案件は、とある銀行のバンコク支店開業に伴うインフラ構築プロジェクトのPMだった。
現地タイ人エンジニア6名をまとめつつ、日本にいる顧客や現地のベンダーとの間を上手く取り持ち、円滑にプロジェクトを進めることがM・Hの役割だ。
 
「タイは病気時の休暇制度(Sick Leave)があって、有給とは別に休みが取れるんですよね。だからなのか、ちょっと強めに注意とかすると、すぐに休んじゃうんです。なので、プレッシャーをかけずに期限とクオリティを維持してもらうスキルがつきました(笑)」

前職でも彼らの文化や習慣を尊重することを心がけていたが、なかなか理解することは難しかった。しかし現地に入ることで、文化や習慣を身近に実感できてより良い関係が築けるようになった。

広いようで狭い”グローバル”

憧れの海外勤務を経験し、M・Hは何を得たのか。
 
「人とのつながりと、信頼される仕事をすること。この2つが如何に大切かを学びました。

人とのつながりについては、最初はあまり重視してなかったんです。
でも上司のN・Oはとにかく交友範囲が広くて、『あの国なら○○さんっていう人がいるから、一緒に飲んできなよ』って感じでいろんな人を紹介してくれるんです。こういうところから仕事につながることもあったりして。

日本にいても大切なことなんですが、グローバルでこういう繋がりを持てるというのは自分にとっての財産にもなるし、本当に面白いですよね」


 
今の案件(海外でのプリセールスエンジニア)も、タイの案件でかかわった方とのつながりから生まれたものだという。
 
「グローバルっていうと、フィールドが広いように思うかもしれませんが、実は意外と狭いんです。
この業界のグローバル人材ってまだまだ少なくて、タイで一緒に仕事をした人に中国の案件でまた会うとか、よくあるんです。

だから一つ一つの案件に対して誠意をもって対応することで、意外な国で良い評判になったりするんです。逆に言えば、悪い評判も広がりやすい。だから関わったできるだけ多くの方から信頼頂ける仕事を心がけています」

このように、目標を持ってキャリアを歩んでいるように見えるM・Hだが、今後の方向性はあえて明確に持っていないという。
 
「APCに入社する前はネットワークエンジニアしかやっていなかったので、『ずっとこれで生きていくんだろうな』って思ってたんです。
でもAPCに入社して、いろんなエンジニアと話をしてたら『ネットワークだけやっている自分が恥ずかしい』と感じました。

例えば、案件をやりながらAPアカデミーの講師もやって、若手を育成するスキルと熱意を持っているエンジニアがいたり。
“ネットワークだけ”が悪いことだとは思わないんですが、もっと視野を広げて、いろんな分野で高いレベルのスキルを身につけていかないと、この先仕事がなくなっちゃうんだろうな、っていう危機感を強く感じました。

だからエンジニアでもプリセールスでもPMでも、どの分野でも『M・Hに任せれば大丈夫』って思ってもらえるように、色々なスキルを磨いていきたいと思ってます」

「上司に会わせろ!」エンドユーザーからの声

海外戦略室を立ち上げ、自身も数多くの海外案件に携わってきた上司のN・Oは、M・Hについてこう話す。
 

「彼の最初のプロジェクトが終わった後に、エンドユーザー様から『M・Hの上司に会わせろ』と連絡があったんです。
案件は無事に終わっているのに何事だろう?と思っていたら、『M・Hは本当によくやってくれた。だから彼の上司にも直接お礼が言いたい』ということでした。本当にびっくりしました(笑)」

彼の何がこんなに顧客を感動させるのか。

「彼はお客様が言葉に表さない『こうしてくれたらいいな』という思いをくみ取るホスピタリテ能力が高いんです。だからお客様の要求だけじゃなく、期待も超えることができる。
これはお客様だけじゃなく一緒に働くエンジニアに対しても発揮されているようで、現地エンジニアにもとても慕われています」

必要なのは、技術力より素直さ 語学力よりチャレンジ精神

『海外で働いてみたい』と思いつつためらっている人は、技術力や語学力のハードルを高く考えすぎだ、とM・Hはいう。

「IT自体はどの国に行っても同じ技術だし、アジアに関していえば日本のほうが高度なことをやっているんです。『海外だから』とハードルを高く考えないでいい。

英語もそんなにガチガチのビジネス英語ができなくていいんです。とにかく相手に伝える意思を大切にしていれば、必ず相手に伝わりますから。

自分もタイの案件でPMになるまではネットワークしかわかりませんでした。でもPMとしては当然サーバやアプリのことも話をしなければなりません。着任当初はPMとして足りない知識だらけで、ベンダーさんとの打ち合わせでもわからない話がけっこうありました。

そんなときに、カッコつけないで現地のエンジニアやベンダーの方にわからないことを質問したり、日本のメンバーに助けを求める素直さがあれば、技術的な不足はどんどん埋まっていきます。

だからもし『海外で仕事がしたい』と思っているのであれば、目の前のチャンスを臆せずつかんでください」

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