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2021/09/16

リーダーの不在がメンバーを育てる?!育休取得による思わぬ副次効果とは[エンジニアインタビュー前編]

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APCには育児休業制度があり、管理職を含め男性社員の利用率が年々増えてきています。(平均取得期間:25日間)

昨年この育児休業制度を利用したマネージャーの小野志峰。
彼は当時を振り返り「私が育休で現場を離れたのはチームにとっても良いことだった」と言います。
リーダーが育休でいなくなることがチームにどのような影響を与えたのでしょうか?

また「育児も仕事もバンド活動も、やらされ感のあるものは何一つない」という、彼のライフワークバランスやキャリアについてインタビューをしました。

前編は育休取得についてです。
<目次>
 案件対応とメンバーフォローを両立するプレイングマネージャー
 育休取得のハードル
 育休で判明、メンバーの成長を妨げていた要因は……俺?!

案件対応とメンバーフォローを両立するプレイングマネージャー

-まずは小野さんのこれまでの経歴を簡単に教えてください

APCには2019年に入社しました。今は大手ISP様のIT基盤の品質維持向上や新サービス提供のためのシステム設計、検証業務を行っています。9人のチームでいくつかのグループに分かれて案件を担当していて、私はいちエンジニアとして案件を担当しつつ、マネージャーとしてチーム全体の管理も担っています。

-今はどんな案件を担当されているんですか?

次世代ファイアウォールを使ったVPN接続の検証です。「こんなツールを使うと効率が上がるのではないかこんなふうに使えるんじゃないか」、「こんなやり方ならどうだろう」といった感じで、自分で考える余地がたくさんありすごく面白いです。通過する通信のプロトコルなど、ネットワークの基礎から調べ直すことも多いので勉強にもなる。検証環境もガチガチのルールは無く自由に使わせて頂けるので、環境としてもやりやすいですね。

-チームで1つの案件を対応するのではなく、いくつかのグループに分かれて別の案件を担当しているということですが、マネジメントが大変そうですね

確かに昨年までは結構大変でした。3つくらいの案件をウォッチしたり、こまめに検証に立ち会ったり……今ではみんなそれぞれでしっかりやってくれているので、案件についてはお任せしています。

-1年足らずでみなさん急成長されたという感じですね

私が育休で一度現場を離れたというのが良かったんだと思います。

育休取得のハードル

-ここで育休の話になるとは思いませんでした!まずは、育休を取った経緯などを聞かせて頂けますか

10月に出産を控えていた昨年の4月に、緊急事態宣言が発令されました。出産にあたって妻は実家に里帰りをする予定だったんですが、それができなくなりました。義母に地方から東京へ来てもらうのも危ないし……。どうやって産後を乗り切るかを考えたら「自分が育休を取ればいいじゃないか」って答えに至り、すぐに上司に相談して、チームメンバーにも1か月の育児休業を取ることを伝えました。

-取得にあたっての心理的なハードルはありましたか?

会社に対してはありませんでしたね。実際に、みなさん快く応援してくれました。ただ、お客様に対してお話しするのには、多少ありましたね。業務委託契約なので、検証をスケジュール通りに進めて結果を出せば人数に縛りはありません。とはいえ「一人抜けても大丈夫です」とお伝えするのには、それ相応の勇気がいりました(苦笑)

-実際にお客様との調整は大変でしたか?

調整自体はそんなに難航しませんでした。お客様から「検証は大丈夫?」って聞かれて、「大丈夫です!」って答えた時に「大丈夫って言っちゃったよ、俺!」って思ったくらい。前職や前々職で色々な修羅場をくぐってきたので、「まぁ、これくらいなら何とかなるかな」と(笑)。

-どんな修羅場だったのかが気になります(笑)。育休に入るまではどのように準備をされたんですか?

ちょうど案件の隙間の時期だったこともあり、一緒に検証を進めていたプロパー社員の方と検証の予定を調整しました。メンバーフォローについては、育休に入る前にかなり密なやり取りをして進め方やスケジュールなどを詰めておきました。

育休で判明、メンバーの成長を妨げていた要因は……俺?!

-先ほど「自分が現場を離れたのがよかった」と仰いましたが、これは育休から戻って感じたことですか?

はい、スケジュールの遅延やトラブルもなく、万事つつがなく進んでいました。1ヶ月でこんなに頼もしくなるものかと。むしろ私の過保護がみんなの成長を邪魔していたんじゃないかって。

-準備の成果もあったのかもしれませんが、みなさんの「自分で何とかやりきろう」という気持ちに火が付いたようですね。そこから小野さんのマネジメントスタイルは変わりましたか?

はい、まずメンバーに対する接し方としては、手を出し過ぎず信頼して任せるようになりました。自分の価値観としては、「完璧を目指さなきゃ」って100%を追っていたところから、「このくらいでいいか」って80~90%くらいでもヨシと思えるようになりました。心に余裕が生まれたという感じですね。

-任せるって難しいですよね。育休取得は育児という面だけでなく、チームビルディングにも有効だったようですね

はい。育休を取らなかったら産後の1か月を乗り切ることはできなかったと思いますし、こういった機会が無かったら未だにメンバーの成長を阻んでいたのかもしれないと思うと、育休を取得して本当に良かったと思います。

<後編に続く>

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