2025/11/26
インフラエンジニアのホントのところ #29|キャリアアップしたいならこれを読め!オススメの技術書3選
ITインフラって、「なんだか難しそう」「地味で大変そう」と思われがち。
でも実は、社会を支える根幹にある、とてもやりがいのある仕事なんです。
そんなリアルをお届けするPodcast 「インフラエンジニアのホントのところ」。
MCにはベンチャー女優の寺田有希さんを迎え、当社の副社長 永江耕治と採用責任者 小山清和が、現場・経営・採用の視点から語ります。
今回のテーマは「キャリアアップしたいならこれを読め!オススメの技術書3選」。
「市場価値を上げたい」「評価されたい」「でも、何を選べばいいかわからない」ー
そんなエンジニアの背中を押す、現場でも使えてキャリアにも効く!
「今読むべき技術書」を、元エンジニアの現役経営者が3冊厳選してご紹介します!
<目次>
1.オープニング
2.おすすめ本①『エンジニアリング組織論への招待』
3.おすすめ本②『ピアリング戦記 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち』
4.おすすめ本③『作って壊して直して学ぶ Kubernetes入門』
5.クロージング
1.オープニング
寺田:インフラエンジニアのホントのところ。言葉は有名でも、何かと知らないことが多いインフラエンジニアの世界。この番組は、キャリアや将来性、魅力など、ついつい隠れがちな「ホントのところ」、インフラエンジニアキャリアの真実を、業界のプロであるエーピーコミュニケーションズの永江さん、小山さんと共に徹底解剖していくポッドキャストです。
永江:エーピーコミュニケーションズの永江です。インフラエンジニア業界歴は23年以上で、現在はエーピーコミュニケーションズの取締役 副社長をしています。よろしくお願いします。
小山:エーピーコミュニケーションズの小山です。私は10年以上のIT業界での採用経験と、7回にわたる転職でキャリアを形成してきた人事です。エーピーコミュニケーションズでは採用責任者をしています。よろしくお願いします。
寺田:そしてMCを務めます、ベンチャー女優の寺田有希です。
さてさて、お2人はリモートワークが多いと思うんですけれども、リモートワークしている時に欠かせないものがありますか?
永江:自宅で仕事する時は、部屋にアロマディフューザーを置いて、リフレッシュできるようなアロマを焚いているんです。小さいポータブルなものがあるんですけど、便利です。そんなに高くもなくて気に入っていますね。
寺田:手のひらサイズぐらいですか?もう少し小さいですかね?
永江:手のひらよりちょっと小さいぐらいですかね。持ち運びもできるので。
寺田:で、お気に入りのアロマを買って。
永江:そうですね。MARKS&WEBのものを使ってるんですけど、比較的、手に入りやすいんじゃないかなと。
寺田:小山さんありますか?
小山:私も永江さんと近くて、好きな「匂い」があるんです。「PROUDMEN.(プラウドメン)」というブランドのディフューザーなんですが、その香りが好きで机の近くに置いています。
あとは練り香水とか、ボディウォーターとかハンドクリーム、全部同じブランド、同じ匂いで統一しています。持ち運びができるので、会社にも持っていけるんですよね。さすがにディフューザーは持っていきませんが、好きな香りのアイテムを持ち歩いて、家だけでなくどこでも使えるようにしています。
寺田:すごい、ブランド統一してるんですね。
小山:なんでしょう、好きなんですよね。一度気に入ると、シャンプーなども含めて「全部これにする」みたいにこだわってしまうんです。割とそういう癖があるみたいですね。
寺田:でもやっぱり大事なんですね、香りって。
永江:そうですね。すごい精神的にもいい効果があるんじゃないかなと思いますね、リラックスするのに。
小山:嫌いな匂いよりはね、好きな匂いとかね、やっぱりそれに囲まれてる方が、気持ちが前向きになりますね。
寺田:確かに、ちょっと匂いって後回しにしがちな気もしますけど、リモートワークの環境を整えるには重要かもしれませんね。
2.おすすめ本①『エンジニアリング組織論への招待』
寺田:本日のテーマは「キャリアアップをしたいならこれを読め!おすすめの技術書3選」です。たくさんあって何を選べばいいかわからない、そんなあなたへ、現場でも使えてキャリアにも効く、読むべき技術書3選を厳選してご紹介します。
今回は「技術書」ということで、永江さんメインでお届けしていこうと思います。
次回は、キャリアアップ本を小山さんと共にお届けしたいと思っておりますので、まず今回は、インフラエンジニアの方が使えそうな技術書にフォーカスしてお届けしていきたいなと思います。永江さん、いかがでしょうか?
永江:3冊選んできましたが、特定の技術書ばかりだと対象読者が狭くなってしまうので、バランスを考えました。1冊目はエンジニア組織に関わるもの。2冊目は技術の話ではありますが、インターネットの成り立ちに関する書籍。そして3冊目が、特定の技術領域に関する本です。
最初の1冊目はですね、『エンジニアリング組織論への招待』という本をお勧めしたいと思います。
寺田:『エンジニアリング組織論への招待』。これはどういった本なんでしょう?
永江:エンジニアリング組織を主題としている本で、特に、不確実性の高い現代のソフトウェア開発において、どのように組織を設計・運営すべきかということが論じられている本です。
寺田:「エンジニアリング組織」というのは、会社でこのチームで動いていくといった、そのチームのことですか?それとももっとこう広い組織論ですか?
永江:広い意味での組織論ではあるんですけれども、「ITエンジニアやソフトウェア開発者がたくさんいるような組織を、どうやって作っていくか」という話になりますね。
どのようなことが書いてあるかを一部紹介します。
「組織の不確実性と構造」について書いてあるのですが、「不確実性」といっても様々です。ITエンジニアやソフトウェア開発者が向き合うべき不確実性は多岐にわたります。例えば、顧客からの要求(自社の場合もありますが)、技術的な実現可能性、市場の変化など、開発現場は常に高い不確実性にさらされているのが実情です。
この本には、組織の目的はこの不確実性を適切に処理して、価値あるアウトプット、成果を生み出すことにある、ということが書かれています。
大枠としてはそんな内容なんですが、例えば「組織構造」の話で言うと、組織構造とは目的を達成するための「道具」であると定義されています。そのため、不確実性に対応できるように設計されるべきだ、と論じられているんです。そこで重要になるのが、情報の流れやコミュニケーションのあり方です。これらが、組織としての「不確実性の処理能力」を決定づけるという指摘がなされています。
なぜこの本を選んだかというと、今の概要だけ聞くとすごく難しそうな話に聞こえますよね? でも、実はかなり分かりやすく書かれているんです。
組織のあり方は、誰もが悩むところだと思うんです。「今の組織で、本当に不確実な未来に向き合えるのか」と不安を感じることは多いですよね。特にマネジメント層の方なら尚更かもしれません。もちろんメンバー層も組織の一員です。そうした組織の構造について、俯瞰的かつ論理的に、そして説得力のある言葉で分かりやすく書かれているので、あらゆるポジションの人が読んでも面白い一冊だと思い、ご紹介しました。
寺田:「おすすめの技術書を選んでください」とお伝えして、専門技術とか、コアな技術みたいな本が来るのかなと思ったんですけど、1冊目が組織論っていうのに、驚いています。
開発をしていくにしても、インフラエンジニアをしていくにしても、組織論とはかなり大事ってことなのでしょうか?
永江:ソフトウェア開発もインフラもそうですが、技術の話だけでは解決できない部分があります。結局のところ、「不確実性にどう対応するか」が重要になります。そのためには、適切な組織構造を作っていかないと、開発そのものが効果的に進まないんです。
なぜなら、開発は一人ではなく、チームや様々な人と関わって進める必要があるからです。完全な個人フリーランスであれば関係ないかもしれませんが、それなりの人数でプロジェクトを進めるとなると、どうしても組織論が絡んできます。そのあたりが、この本を読むとよく分かると思います。
寺田:この番組でも何度かおっしゃってますもんね。チームで働いていくこととか、コミュニケーション力が重要というのは、永江さんもおっしゃってると思うんですけど、まさにその力の原点みたいな本なんですかね。
永江:そうですね。結局のところ、技術だけ分かっていれば進むわけじゃなくて、「誰がどうやって物事を決めるのか」がとても大事なんです。お客様の判断だったり、プロジェクトマネージャーの判断だったり、私たちはいつもそういう“誰かの意思決定”の影響を受けています。
意思決定の権限が偏っていたり、情報共有が遅かったり、そういったボトルネックが組織構造の課題であったりもするので。
だからこの本は、組織の話でもあるんですが、私たちがやってる業務にも大きく影響するところがある、ということが分かりやすく書いてあります。
寺田:これ小山さんどうですか?組織だと、小山さんは技術者ではないですけれども、かなり関わるところも多そうですよね。
小山:そうですね。実は、著者の広木大地さんは、私の前職の顧問もされていた方なんです。
私が採用担当を始めた頃は、エンジニアのチームについて「組織論」が語られることは少なかったんです。 どこか独立した存在で、ビジネスサイドとは別物。いわゆる「傭兵部隊」のような扱いで、個人の専門性を尖らせていれば良い、という雰囲気でした。
しかし時を経て、技術の一点突破ではなく「組織で戦う」スタイルへと変わってきました。それに伴い、エンジニアの動き方や組織との関わり方も変化しています。 単に技術を提供するだけでなく、組織への貢献を考えたり、自分自身で組織を見る視点を持たないと、活躍しにくくなっているのが現状です。
採用でも「組織にちゃんと馴染んでくれるのか」という点も最近はよく見られるので、技術だけで生き残っていくのは結構厳しい時代になってきたと思います。それだけエンジニアの重要性が高まったというところと、属人化せずに組織化していくっていうところに会社側の考えが向いたり、経営に必要だっていう意思決定をしたということでもあるとは思います。
エンジニアとしても、組織に興味・関心を持つことは、今後のキャリア形成の上でもすごく重要なんじゃないでしょうか。
寺田:そう思うと、これ両方が読んでおくべき本ですね。一人のエンジニアとしてキャリアアップしたい人もそうですし、これからリーダーとして、経営者として組織を作っていく側もそうですし。
永江:そうですね。チームリーダーもそうですし、マネジメントサイドになる人もそうですし、技術の方とかでテックリードのような役割を担っていく際にも、求められると思います。結局、個人の技術だけではなくて、どうすればチーム全体のアウトプットを最大化できるか、という点は共通してくるんですよね。
特に若い人が将来のキャリアみたいなことを考えていくと、自分だけじゃなくてチームの力を最大化するみたいなところとかはどうしても出てくるので、どういうキャリアになろうとも参考にできるところは多い本だと思います。
3.おすすめ本②『ピアリング戦記 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち』
寺田:では永江さん、2冊目に参りましょう。2冊目はどんな本でしょう?
永江:2冊目はですね、『ピアリング戦記 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち』という本を紹介したいと思います。
寺田:すいません。この「ピアリング」という言葉自体が初めましてなんですが。
永江:ものすごく簡単に言うと、インターネット上の会社同士、これは一般企業の話ではなく、インターネットの大元に近い部分の話なんですが、ネットワーク事業者同士がお互いのデータを直接、無料で交換するための「協定」のようなもの。あえてシンプルに言うとそんな感じです。
インターネットサービスプロバイダー(ISP)などの、いわゆるネットワーク事業者というのがあるんですが、異なるネットワーク事業者がお互いの間でデータを交換するために、直接接続することができると便利なんですよね。そのことをピアリングと言います。
寺田:これが、今大事なんですか?
永江:はい。皆さんがあまり意識していない、でも根っこの部分みたいな技術なんですよね。この本は、日本のインターネットを支える「ピアリング」っていう相互接続の実態であったりとか、あとはその裏側にある技術者たちの奮闘、でき始めた頃からの話、そしてそれがどうやって発展していったのかみたいな歴史を描いた書籍なんです。
寺田:そこまで描かれてるんですね。
永江:はい。たとえば、「TCP/IP」という大事な概念があります。こうした基礎技術についての本はたくさんあるのですが、「なぜこの組織とあの組織がつながっているのか」「なぜ通信経路がこういうルートになるのか」といった疑問には、一般的な技術書だけではなかなか答えが見つかりません。
でも、この本を読むと、ネットワーク技術というものが、単に技術的な側面だけでなく、お金やコスト、政治的な交渉、人間関係やコミュニティといった“泥臭い要素”によって形づくられてきたという歴史があることがよくわかるんです。事業としてどう立ち上がったのか、という観点も含めて。そういうところを追体験できるという面白さがありますね。
インターネットが商用利用され始めてから、今では非常に巨大なネットワークに成長しましたが、日本のインターネットは、どのようにしてここまで大きくなったのか。そこには歴史的な背景があったり、それを組織として、設立・運営してきた先人たちの「こうしたい」というビジョンがあって、動かしてきたんですよね。
その苦労話だったり、日本のインターネットの歴史的なことが書いてあります。
寺田:今回おすすめされたということは、今のエンジニア、インフラエンジニアの人たちも知っておくべき歴史、知識ってことですか?
永江:おそらく、多くの人が知らないんだと思うんですよね。
寺田:あ、知らないんですね。
永江:知らないと思います。ある程度年齢を重ねているエンジニアの人たちの中には、リアルタイムで見てきたというか、見聞きしてきた人もいるかもしれませんが。
ここ10年ぐらいの間でエンジニアになった人の場合は、その頃はまだ学生や子供だったり、あるいはまだ生まれてない人もいると思います。話として聞いたことがある人もいるかもしれませんが、そこまで意識せずにこれらの技術を活用してるはずなので。
インターネットに関わる歴史を、技術を交えて書いてある本ですので、絶対に知らなくてはいけない、というわけではないかもしれませんが、より技術の面白さみたいなところが分かるんじゃないかなと思います。
寺田:小山さんどうですか?このピアリングってご存知でした?
小山:すいません。知りませんでした。大変失礼しました。
永江:そこに携わるエンジニアの数は多くはないので、実務でやらないからだとは思います。
小山:当たり前のように今できてることの裏には、実はこういうことがあって今こうなってるんだよみたいな、そういう理解になるんですかね、この話自体。
永江:そうですね。インターネットの仕組みみたいなところですかね。
小山:そういうのって知らないですよね。当たり前のようにやってることとかも、実は先駆者というかね、最初にやった人がいますし。
「戦記」っていう言葉が使われていて、ちょっと尖ったワードですけど、すごい大変なことがあったんだなっていう背景も伝わるようなネーミングで、すごく印象的ですよね。ちょっと読んでみよう。
寺田:本当に何気なく、我々は使ってしまっていますよね。それこそインフラエンジニアの方がネットワークのインフラを支えてくださってるってことすら感じないぐらい、快適に今インターネットを使えてしまう世の中なので。
こういう技術に支えられて、どういう歴史があって、こういうものを読まないとやはり全然勉強できないなとも思います。これを知ることでなんかすごい世界が広がっていきそうだなとも思います。
永江:スキルそのものにはならないのかもしれないんですけど、インターネットに関する視野は広がるんじゃないかと思います。
4.おすすめ本③『作って壊して直して学ぶ Kubernetes入門』
寺田:ではラスト、永江さん3冊目はいかがでしょうか?
永江:3冊目は『作って壊して直して学ぶ Kubernetes入門』という本を紹介したいと思います。
寺田:こちらはどういう本でしょう?
永江:この本は、Kubernetesという技術の本になります。
いわゆる「クラウドネイティブ」に関する本です。今や必須となりつつあるクラウドネイティブ環境において、「コンテナオーケストレーション」という技術があるのですが、その実践的な知識を存分に学べる入門書になります。
この本の最大の特徴は、壊れにくいKubernetesをあえて壊しながら学ぶというアプローチの仕方にあると思います。単に環境を構築するだけでなく、意図的にトラブルを発生させ、原因を究明して自分で直す方法が書かれています。
そのプロセスを体験することで、初心者が挫折しやすいトラブルシューティングの知識と対応力を身につけられるよう意図されているんです。しかも、初心者に向けて書いてあるので、極力平易な言葉を使いながら、解説するというところがすごく特徴的な本ですね。
寺田:壊して直す、わざと問題を起こして直す力をつける。このアプローチって技術書の中でも珍しいんですか?
永江:中にはあるとは思うんですけれども、あまりないと思います。
システムが期待通りに動かない時にどこを確認すればいいのか、どういうコマンドでデバッグすればいいのかというのは、座学の知識だけだと実際は身につけるのが難しいと思うんです。それを、意図的に動かないような環境を作って、それを直すというプロセスを体験することで、ハンズオン形式で学べるような仕組みになっています。
寺田:大事ですよね。トラブルが起こった時にこそ、エンジニアの方々は力を発揮しなければいけないことも多数あると思うので、そこも含め学べるのはいいですね。
永江:そうですね。例えば今回のテーマになってるKubernetesであれば、その機能を1つずつ解説するみたいなところとかが多いパターンだと思うんですよね。「この技術はこういうことだ」のように紹介するのが、技術書の多くのパターンじゃないかと思うんです。
一方、この本はどちらかというと、目的ありきになっていて、エンジニアがどういう場面で役立つ知識やスキルを身につけたいのか、っていうところがベースになっているので、アプローチの仕方が大きく違うと思います。
寺田:そしてやはりこの技術が、今の世の中ではやはり大事なんですか?この3選に選んでくださったということは。
永江:そうですね。Kubernetesはいわゆるクラウドネイティブの中に入るんですけれども、今だと多くのところで使われたりとか、必要なものになってきているんですけれども、一方で取っ付きにくいものでもあると思うので、これをあえて選んでいます。
寺田:これは専門的な技術書、コアな分野としてかなり参考になりそうですね。
永江:そうですね。なんですが、初心者でも分かりやすく読めることが意図されているので、手に取りやすいものだと思います。
5.クロージング
寺田:本日は永江さんに、元エンジニアの知識も活かしていただきながら、技術書3選をご紹介いただきました。
小山さんはいかがでしたか?私的には意外なアプローチもあって、お話を聞いていて面白かったです。
小山:今回の3冊は技術の話だとは思うんですけど、その裏側では、組織の話だったり、今当たり前のものができるまでの成り立ちのような、どの分野でもある要素が含まれていると思いました。最後のKubernetesも難しい技術ではあるものの、初心者に目線を合わせている、というところもありますし。
その中で、個人的に良いなと思ったのは、「トラブル対応力」への視点です。良い仕組みほどトラブルは起こりにくいものですが、実際には何かあった時に対応できる力がすごく大事ですよね。これは失敗を経験しないと学べません。完璧なサービスばかり触っていると、いざという時に何もできなくなってしまう。そういったことは、エンジニアに限らず起こり得ますよね。
その着眼点など、すごく学ぶことがあります。よく失敗をさせるためにチャレンジさせるといった育成方法がありますが、それと近しいものもあったので。技術ということだけに引っ張られていましたけど、話をしっかり聞くと、私のやってる仕事とかの共通点とかもあるなど、いろんなことをやっておいて悪いことは全然ないんだなと、そんな感覚になりました。
寺田:本当そうですよね。いろんなことが繋がって、いろんな力が身につくからこその技術もあるんだな、活かせるんだなって思いますよね。
永江さん、いかがでしたか?3選選んでいただきましたが。
永江:私は「インフラエンジニアBooks」というYouTube配信を3ヶ月に1回ほど主催しています。著者の方を招いて書籍を紹介していただく企画なんですが、そこで紹介した中でも特に人気があった3冊を選びました。
是非興味持ってくださった方は、そちらも見ていただけるとより分かるかなと思います、というのと。端的に書籍を紹介するのは結構難しいなって思いながら、お話ししました。うまく伝えられてたらいいなと思います。
インフラエンジニアBooks#25 – 45分でわかる「エンジニアリング組織論への招待」
インフラエンジニアBooks#27 – 30分でわかる「ピアリング戦記」
インフラエンジニアBooks#47 – 30分でわかる「つくって、壊して、直して学ぶ Kubernetes入門」
寺田:すいません。難しいことをさせてしまいました。でもめちゃくちゃ分かりやすかったです。是非皆さんも参考にしてみてください。
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