2024/09/10
日興アセットマネジメント様の導入事例を公開「プラットフォームエンジニアリング推進支援サービス」
APCは日興アセットマネジメント株式会社様に「プラットフォームエンジニアリング推進支援サービス」を提供し、このサービスを用いたDevSecOps推進の支援や開発者ポータルBackstage導入の事例インタビューを2024年9月12日に公開しました。
「プラットフォームエンジニアリング推進支援サービス」は、「Platform Engineering(プラットフォームエンジニアリング)」を実現する体制作りや開発プラットフォームの構築(IDP)、保守を導入先企業に伴走型で支援する国内SIer初(当社調べ、2024年9月時点)のサービスで、最短3ヶ月からプラットフォームエンジニアリングの開発体制の確立や内製化が可能です。
三井住友トラスト・ホールディングスグループの資産運用会社として、世界11の国・地域の拠点でグローバルにビジネスを展開する日興アセットマネジメント株式会社。開発・運用のコアとなる人材の確保や、先進的な環境の整備、技術のモダナイズに取り組む先端チームを立ち上げ、このプロジェクトの責任者でもあるグローバルテクノロジー本部の有働様とプロジェクトメンバーの皆様から、チーム立ち上げ時に抱えていた課題や、プラットフォームエンジニアリング推進支援サービスを活用した取り組みについてお話を伺いました。
概要
「プラットフォームエンジニアリング推進支援サービス」導入前の課題
日興アセットマネジメント様は金融業界の企業としては珍しく、自社でシステムの開発・運用を行っている。それゆえ、「2025年の崖」は早急に解決すべき課題であったが、利用している開発技術が陳腐化・断片化しているため、クラウドを活用した革新的なソリューションが実現できていない点と、技術の陳腐化が進むことで、優秀な技術者を確保することがこれまで以上に困難になるという2つの懸念点を抱えていた。
「プラットフォームエンジニアリング推進支援サービス」を活用して実施した2つの取り組み
1つめは「DevSecOpsアセスメント」。金融向けのDevSecOpsを推進、23のアセスメント項目について詳細をヒアリングのうえ、5段階のスコアリングで優先度の選定を行い、実際の改善を進めた。
2つめが「開発者ポータル立ち上げ支援」。APCの提案を通じて開発者向けポータル「Backstage」の導入を採用し、作業テンプレートの作成や技術的な課題解決について支援。協議した優先度をベースに、金融系でも利用可能なセキュリティを考慮し、構築されたBackstage上に必要なKubernetesのインフラやツールをテンプレートとして導入し、セルフサービス化によるスムーズな利用を推進した。
「プラットフォームエンジニアリング推進支援サービス」の支援を通じて実現したい今後の展望
日興アセットマネジメント様は今後、2024年度中に業務アプリケーションをAKS上で開発し、本番として稼働することを目標としている。さらに、最終的にはビジネスニーズへの迅速な対応やクラウド技術の積極的活用、DevSecOpsといった取り組みだけでなく、それらを実現するための組織づくりを含めたプラットフォームエンジニアリングの推進を目指していく。社内の技術者のさらなるスキルアップという観点からも、エーピーコミュニケーションズのさらなる支援に期待している。
インタビュー掲載ページ
『金融向けのDevSecOps推進、開発者ポータルの構築からテンプレート導入まで
プラットフォームエンジニアリング推進支援サービスによるAPCの伴走型サポートでPlatform Engineeringをスタート』
https://www.ap-com.co.jp/service/casestudy/case13/
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