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2022/03/16

当社エンジニアが執筆に参加した「Ansibleクックブック」発売!

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当社エンジニア3名が執筆に参加した「Ansibleクックブック」が3/15に発売となりました!
 テクニカルエバンジェリスト 横地 晃
 シニアプロフェッショナル 宮﨑 啓史
 プロフェッショナル 三枝 浩太

Linux、VMware、コンテナ、Cisco IOS、ACI、BIG-IP向けのPlaybookサンプル集など、Ansibleのレシピ(秘訣)が詰まった本です。
こちらのBlogでは、横地が章ごとに簡単な内容を紹介していますので、あわせてご一読ください!
逆引きPlaybook集「Ansibleクックブック」を執筆しました

それぞれの担当セクションや執筆の裏側、オススメポイントを横地と宮﨑に聞いてみました!

テクニカルエバンジェリスト 横地 晃

・担当したセクションと概要

「第1章 Ansibleの概要」
インベントリやモジュール、PlaybookなどのAnsibleの構成要素についての説明です。
本章だけのせ比較的較的新しい機能であるコレクションについても触れています。
「第2章 プラットフォーム共通」
全員で書いた章です。私はPlaybookの実行方法の制御やフィルターについて一部書きました。
「第6章 ルータ/スイッチ」
Cisco IOSのルータやスイッチを対象にしています。
showコマンドによる情報取得や、インターフェース、IPアドレス、ルーティング、運用管理機能の設定を扱っています。

・執筆に当たり工夫した点、苦労した点

第6章のルーターやスイッチに対する設定変更については、Playbookの実行によって、どのようなコマンドが生成、投入されるのかも掲載しました。ネットワークエンジニアとしては「結局どういうコマンドになるのか」が気になると思ったためです。苦労した点はフォーマットです。いわゆる逆引き本に近い本書ですが、Ansibleの場合はどういうフォーマットにすればよいか、初期の段階で悩みました。

・本書のオススメポイント

本書は入門書ではなく「実現したいこと」を切り口にしたサンプルPlaybook集です。おそらく今までなかったタイプのAnsibleの書籍です。「入門書を読んで基礎知識を身に付けたけど、いざPlaybookを書こうとした時のとっかかりが得られない」というような方にとって、本書に掲載した多くのサンプルPlaybookと解説が一助になれればと思っています。

・読者へのメッセージ

Ansibleをさらに活用するために、お手にとっていただければ幸いです。

シニアプロフェッショナル 宮﨑 啓史

・担当したセクションと概要

Linuxの章は他の方も共同ですが、3章Linuxと5章コンテナの自動化の章を担当しました。
主にRHELを対象としたLinuxの自動化と、DockerおよびKubernetes環境でAnsibleを活用する内容になっています。

・執筆に当たり工夫した点、苦労した点

初めての書籍執筆だったので工夫した点はあまりないかもしれないですが、自動化の処理対象のVMと間違えてAnsible実行環境のVMを誤操作で初期化してしまったことがあり、実行環境の構築もAnsibleで自動化していたことですぐもとの状態に再構築できたので、自動化ってすばらしいなと思いました。
苦労した点は、やはり共著なので他のメンバーが担当してる章などとの整合性でした。技術ブログなんかだと1記事で完結するので前提条件なども記事内に書けるのですが、書籍の場合ははじめの概要の章で説明してあるのに、そのあたりを把握できておらずに自分の担当の章でも同じ説明を書いたりして、あとで全体的に修正することになりました。
他には単純にモジュールに対する理解不足で、主要パラメタの細かい仕様などは執筆の際に再確認と検証を行い、他のメンバーからもいろいろと助言をいただきまとめることができました。

・本書のオススメポイント

AnsibleでLinuxサーバーの自動化を行う際、慣れないうちはcommandやshellモジュールで手作業のときと同じコマンドを実行したり、ファイル作成系のモジュールで設定ファイルを作成して、そこで止まってしまうことも多いかもしれません。しかしAnsibleは自動化のためのモジュールが豊富にあるので、本書を参考に目的を達成するためのモジュールをみつけるためのきっかけになれば幸いです。専用のモジュールがない場合に使うことになる、commandやshell・ファイル操作のモジュールについての解説も行っているので、あわせて参考にしてください。

・読者へのメッセージ

本書は逆引き辞典的な内容になってるので、索引からやりたいことを探してそのページをチェックするのが一番読みやすいかと思います。また、一度ひと通り読んでみて、使ったことないモジュールやパラメタがないかをチェックしてみるのも楽しいと思います。

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