NEEDLEWORK ユーザー事例

丸紅情報システムズ株式会社とネットワーク・セキュリティサービス技術部様の業務概要についてお聞かせください

武田：当社は丸紅株式会社の100％子会社で、コンピュータ、ネットワーク、情報システムなどにおける最先端技術を基軸として、あらゆる産業のITライフサイクル全般に対するソリューションを提供しております。
私たちネットワーク・セキュリティサービス技術部は、Extreme Networks社の製品を中心とした有線LANや無線LAN、WANなどに関するネットワーク機器の取り扱いを軸としたビジネスを主体にしています。業界関係なく幅広く対応させていただいており、公官庁、大学、製造系、医療系、金融系と数多くの導入事例がございます。

NEEDLEWORKを導入された経緯をお聞かせいただけますか

近年、ネットワーク案件の受注数が順調に増えており、エンジニアの稼働率が高まってきていたため、作業効率の向上は以前からの課題でもありました。

そんな折に、エーピーコミュニケーションズ（以下、APC）さんから頂いたメールで紹介されていたNEEDLEWORKを思い出したのです。この製品を開発されている方とはSI案件でご一緒していたので、彼らが開発しているのであれば現場で役に立つ機能を盛り込んでいるはずだと思い、すぐに問合せをしました。

これまでのポリシーテストはどのようにされていたのでしょうか？

武田：事前のポリシーテストは実施しないという前提でお客様にご提案しているので、基本的には行っていませんでした。

武田：事前の確認をご要望頂いた場合など、テストを実施することもありますが、テスト環境を構築するには何台ものPCやサーバが必要となり、それをかき集めるだけでも一苦労です。これまでにテスト用ツールの導入を検討したことはあったのですが、かなり値の張るものが多く見積もりを頂くだけでなかなか話が進みませんでした。

こういった状況の中で先の案件提案のチャンスがめぐってきて、折よくNEEDLEWORKに出会え、全ポリシーの事前テスト実施を付加価値として認めて頂き、無事に案件を獲得することができました。

実際にお使い頂いた効果はいかがですか？

高橋：テストに関わる工程は1/10くらいに圧縮できたと思います。どんなに作業が早い人でも、1ポリシーのテストには5分くらいはかかります。ところが、NEEDLEWORKを使うと、事前にシナリオデータを作っておけば、200ポリシーのテストが1分もかからずにできてしまいました。
テスト環境の構築もほぼ不要でしたし、NEEDLEWORKのテスト結果はエクスポート可能で、それをそのままエビデンスとしてお客様に納品できたので、テスト環境構築とエビデンス作成にかかる工数が大幅に削減できました。
1週間に1拠点くらいのペースで対応しなければならなかったうえに、納品直前に要件変更の指示が来ることもあったので、NEEDLEWORKがなかったら対応しきれなかったと思います。導入して本当に良かった（笑）。

武田：事前のテストを行わないということもあり、これまでのACLの適正性は「あの人が作ったから大丈夫」「この人がレビューしたから大丈夫」というように、属人的な担保の仕方でした。ところが、NEEDLEWORKを導入することで高い品質が保てるようになり、お客様にもエビデンスでそれを証明できるようになりました。導入後は全ての案件でテストを実施しています。