NEEDLEWORK ユーザー事例

株式会社プランナーズランドとインフラソリューション事業部様の業務概要につていお聞かせください

橋本：山城と私はその事業部に所属し、サーバーからネットワーク機器までをワンストップでお客さまに提供しております。文部科学省が提唱した「GIGAスクール構想」が追い風となり、学内のITインフラ整備として無線APやネットワーク機器などの導入、幹線の10G化などを多数手がけております。

NEEDLEWORKを導入された経緯をお聞かせいただけますか

山城：２年ほど前に当社の別部署でエーピーコミュニケーションズ（以下、APC）さんのPALallax（次世代ファイアウォールのログ解析サービス）を使っていたことから、APCさんのことは存じておりました。NEEDLEWORKはWeb広告などでも目にすることがあり、どういう製品なのかを知りたくてデモ機をお借りしました。（※現在はオンラインデモをご利用いただけます）
当時はNEEDLEWORKを活用するのに丁度よい案件が無かったため購入には至りませんでしたが、案件状況をみて導入を検討しても良いと感じていました。

それから少し時間が経ち、ネットワーク機器のEOL対応についてのご相談をお客様からいただきました。東京に1拠点とデータセンターを含む4拠点を東海地方お持ちのお客様で、それぞれの拠点で使われている基幹のL3スイッチがEOLを迎えるのでリプレースをしたいという内容でした。構成を拝見したところ複雑な構成になっていたので、L3スイッチのUTMへのリプレースと共に構成変更もご提案し、今年年初に受注となりました。

NEEDLEWORKをお使いになった感想や効果をお聞かせください

山城：今回の案件ですと、5拠点合わせて1500以上の通信をテストしなければならなかったのですが、各拠点での単体テスト・拠点内の結合テスト・拠点間の結合テストを、1拠点当たり2～3日で実施することができました。構築フェーズで予定より時間がかかってしまったのですが、NEEDLEWORKのおかげでテスト期間が短くて済み、スケジュール通りに納品することができました。

橋本：これまでの通信確認は、Pingでの疎通確認やファイアウォールのポリシールールを目視確認するなどがメインでしたが、NEEDLEWORKですべての通信の正常性が確認できました。テスト結果がすぐに確認でき、パケットキャプチャ機能もついているため、テスト結果がNGとなった場合の原因を特定しやすいのも便利で、これによってポリシーの設定間違いにも気付くことができました。テスト環境を実機で構築する場合と違い、テストのやり直しも数分で出来ることも、テスト工数の短縮に一役買ってくれました。

山城：今回の案件では、L4/L7レベルの通信テストとタグVLAN、宛先NAT、UTMテスト、PPPoEテストなどの機能を使いました。PPPoEのテストは、実機でやろうとすると実際の回線につながなければならず、準備が本当に大変です。しかし、今回はNEEDLEWORKのおかげで、そういった苦労をせずに本番環境と同等の条件でテストできました。今後は負荷テスト機能なども活用できそうだと感じています。