「IT業界のジェンダーギャップに関するアンケート」結果発表！

2024/05/15

- Vision

「IT業界のジェンダーギャップに関するアンケート」結果発表！

4/26-28に開催された展示会「Japan IT Week」にて、bgrass、Grooves、NOKIOOの3社と合同で「ジェンダーギャップ解消によるIT人材不足の解決」をテーマとしたブース出展をしました。
本ブースでは、各社の取り組みやサービスを紹介しながら、IT業界のジェンダーギャップにまつわるミニセミナーと2問のアンケートを実施。想定よりも沢山のお客様にお立ち寄りいただきました。

アンケートについては、一緒に出展してくださった3社のご協力もあり、500名以上の方に回答いただくことができました。また、社内でも同様のアンケートを実施したところ、100名以上の社員から回答が得られたので、合わせて結果を発表します！

質問1：IT業界に女性が少ない一番の理由はどれだと思いますか？

＜＠展示会＞
男女共に約40％が「STEM分野を選択する女性の学生が少ない」を選択して1位となりました。
次点として、女性は30％以上の方が「ロールモデル不足」を選んでいる一方で、男性は17％程しかそれを選んでいません。また、男性の30％が選んでいる「女性にとって働きやすい環境・制度の不整備」を、女性は13％程しか選んでおらず、男女の認識の差が確認できました。

＜＠APC＞
1位に関しては、展示会と同様の結果となりました。
「ロールモデル不足」と「女性にとって働きやすい環境・制度の不整備」に関する男女の認識さは、展示会と同に傾向となりました。一方で、女性の3位が「”ITの仕事は男性に向いている”という思い込み」となっています。

質問2：IT業界のジェンダーギャップ解消に効果的な改善ポイントはどこだと思いますか？

＜＠展示会＞
本質問に関しては、男女ともに「ワークライフバランス」「企業文化」「キャリア・役職」という順になりました。
会場では「ワークライフバランス」と「企業文化」のどちらを選ぶか悩む男性が多く、割合も拮抗していますが、「ワークライフバランス」を選んだ女性は35％以上となっており、会場でも迷いなくこれを選ぶ方が多かったように思います。

＜APC＞
1位は男女ともに「ワークライフバランス」となりましたが、展示会での結果と異なり「企業文化」にはあまり票が集まらず、一方で「キャリア・役職」を選んだ女性の割合が1.5倍以上となっています。当社の場合、女性が「冷遇されている」と感じるような文化や雰囲気は無いものの、全社女性社員比率が14％(エンジニア部門に限定した場合10.8%)、女性管理職比率は6.9％となっており、長期的なキャリアを培ってきた女性エンジニアや女性管理職者が少ないという事実が、この結果につながったのではないかと考えます。

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これらの結果から、IT業界のジェンダーギャップ解消に向けては、ロールモデルの創出や女性が働きやすい環境・制度の整備、そしてワークライフバランスの改善が特に重要であることを再認識できました。男女の認識の差を埋め、経営層や組織全体で積極的に取り組むことで、IT業界におけるジェンダーギャップの解消に一歩近づくのではないでしょうか。

当社では、こういった取り組みを企業の枠を超えて進めていきたいと考え、IT業界のジェンダーギャップ解消プロジェクト「ジェンダーアライ部」を発足しました。
6月26日に行うキックオフイベント（オンライン）では、ジャーナリストの浜田敬子様にご登壇いただきますので、ぜひご参加ください！