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2025/03/12

マネージャーによる、マネージャーのための新たな挑戦 ——「Manager Meetup Vol.1」開催レポート

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IT業界では、技術だけでなく、マネジメントスキルや組織運営のノウハウがますます重要になっています。そんな中、エーピーコミュニケーションズではマネージャー同士が学び合い、交流できる場として「Manager Meetup Vol.1」 が開催されました。
本記事では、イベントを主催したマネージャー 中村 洋介へのインタビュー を通じて、開催の背景や目的を探るとともに、当日の様子をレポートします。

インタビュー

中村 洋介(ナカムラ ヨウスケ)
エンジニアリング部門 iTOC事業部 BzD部 ACT マネージャー
Ansibleを活用したITインフラ自動化における課題解決を行うiTOC事業部 BzD部 ACTに所属。
マネージャー歴2年。

マネージャーの孤独をなくし、学び合う場をつくる

—— まずは「Manager Meetup」を企画した背景を教えてください。

中村:マネージャーという役職は、孤独になりやすいポジションだと感じています。チームを支え、組織を前に進める役割を担う一方で、メンバーには悩みを相談しづらいし、会社からは高度なマネジメントスキルや戦略的思考を求められる。

—— たしかに、マネージャーの役割って非常に多岐にわたりますよね。

中村:そうなんです。チームビルディング、1on1、評価制度、Z世代との接し方、タスク管理、戦略立案、業界分析、プロジェクトマネジメント……求められるスキルが多すぎる!でも、研修や本だけではカバーしきれないし、みんな試行錯誤しながら答えを見つけているのが現状ですよね。

—— 他の事業部のマネージャーと話す機会も少ないですよね。

中村:はい。マネージャー同士で情報交換をする場が少ないので、各自が持つ知見やベストプラクティスが共有されにくい。そこで、「マネージャー同士がリアルな課題を共有し、知見を持ち寄り、共に成長できる場を作りたい」と思い、企画しました。

企画者の想い:「自分と同じ思いを抱える人のために」

—— このイベントを企画しようと思ったのは、中村さん自身の経験も関係していると伺いました。

中村:はい。実は、私は2024年11月初旬から2025年1月末まで、休職していました。上司やメンバーには恵まれていましたが、マネージャーとしての孤独、難しさ、そして忙しさの中で、自分の能力不足を痛感し、期待に応えられずに挫折してしまったんです。

—— そうだったんですね……。そこから、どのようにして今回の企画につながったのでしょうか?

中村:リハビリ出社中に、自分の不甲斐なさを振り返っていたんですが、「もしかしたら、自分と同じように悩み、苦しんでいる管理職の方が他にもいるんじゃないか」と思ったんです。だったら、「同じ経験をした人同士で支え合い、学び合える場を作るべきだ」と思い、企画を立ち上げました。

—— かなりパーソナルな経験が、イベントのきっかけになったんですね。

中村: はい。でも、まだニーズを把握する段階なので、企画倒れに終わるかもしれません。それでも、単なる傷の舐め合いではなく、少しでも優秀な管理者の皆さんにとって実りある取り組みになればと思っています。

「罰ゲーム」から「価値ある仕事」へ

—— では、具体的に「Manager Meetup」はどんな目的を持っているのでしょうか?

中村:このイベントは、単なる情報共有の場ではなく、「マネージャーにとってのより良い環境」を自律的につくっていくための第一歩になればと思っています。

—— 一時期、『罰ゲーム化する管理職』というタイトルの書籍が話題になりましたが、それを変えていきたいという想いもあるんですよね?

中村: そうですね。マネージャーの仕事って、メンバーを支え、組織を前に進めるためにとても重要な役割ですが、負担が大きく、孤独になりやすいのが現実です。もちろん、大変なことも多いのですが、マネージャーもエンジニアと同じように大事にされるべき存在だし、もっとキラキラしたっていいはずなんです!

—— たしかに、エンジニア向けの技術コミュニティや研修は多いですが、マネージャー向けのものは少ないですよね。

中村:はい。当社はエンジニアを大事にする会社で、それはとても素晴らしいことです。でも、マネージャーだって組織を支える大事な役割を担っていますよね?だからこそ、マネージャー同士で悩みを共有し、学び合える場を作ることが大切だと思っています。

—— 「Manager Meetup」は、そうした場をつくる第一歩ということですね。

中村:そうです。まずは、マネージャー同士の横のつながりを作ることから始めたいと思いました。お互いに相談できる関係があれば、それだけでも気持ちが楽になりますし、課題解決のヒントも得られるはずです。
さらに、単なる交流の場にとどまらず、マネージャーならではの悩みを集めて、共通する課題を抽出し、それに対する打ち手を皆で共有できたら、もっとスマートに組織を良くしていけると思っています。

—— なるほど。単なる情報共有ではなく、実際に課題解決につながる取り組みとして成長させていくんですね。

中村:はい。「Manager Meetup」が、マネージャーが気軽に話せる場であり、成長し続けるための新たな挑戦の場になることを目指しています。

イベント当日の様子

当日は、地方在住のマネージャー数名も上京し、総勢19人が参加しました。

まず、主催者である中村さんから、本会の趣旨や企画の背景について説明があり、続いて事前アンケートの結果が共有されました。アンケートの結果を見ると、メンバーやチームに関する悩みが多いことが分かりました。

この後の懇親会も大いに盛り上がり、1on1の進め方、クライアントワークや請負業務におけるプロジェクトマネジメントの難しさ、次世代マネージャー育成の課題など、マネージャー同士だからこそ語り合える話題が多く挙がっていました。

<参加者の感想>

「最近他事業部のMgrと会話する機会が減ったので、すごくいい機会になりました。事業部の状況など、Mgrならでは会話ができて良かったです」

「Mgrで抱えている悩みが十人十色で、考えもしなかったことについて知れる良い機会となりました」

「同じ悩みはもちろん、自分であまり上手くできてないのではと思っていたところが他の人から見るとしっかりできていると見えていることが良いヒントになった」

<次回開催への意気込み(中村)>

事業部横断でこのような集まりが実現できたこと、大変嬉しく思っています。私自身、様々な悩みやマネジメントスタイルを共有できて、非常に良い場になりました。
せっかくできた集まりなので、必ず何らかの成果に繋げたいと強く思っています。そういう意味ではここからが「Manager Meetup」の本番ですので、次回からも気合を入れて継続していきます。

* * * *

マネジメントは孤独な仕事になりがちですが、同じ課題を持つ仲間と話すことで、新たな視点や解決策が見えてくることもあります。
「Manager Meetup」は、そんな気づきを得られる貴重な場として、今後も継続して開催される予定です。
次回の開催情報にもご注目ください!

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