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2017/02/27

エンジニアインタビュー:クラウドスペシャリスト T・M

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クラウドスペシャリスト
T・M
2014年1月入社 34歳
2016年度下期 APC Factory Award 金賞受賞

「このままじゃやばい!」エンジニアとしての危機感

「入社して数カ月経った頃に、当社のインフラ・受託部門のエンジニアと一緒に仕事をする機会がありました。その時に感じたのが、エンジニアとしての圧倒的なレベルの違いでした」

当時T・Mはインフラ運用保守でアプリチューニングを担当していた。
第一線でSIをやっているエンジニア達との経験値の差を織り込んだとしても、技術力のみならず案件を進めるマネジメント力や設計する時の要点の押さえ方など、色々な点でレベルが違い過ぎた。

「とにかく『勉強しなきゃ!』と思って独学を始めたんです。でもやるべきことが色々あり過ぎて…
『本当に今これを勉強すべきなのか?』『の優先順位でいいのか?』という迷いが生じてきたり、勉強していることが本当に身についているのか不安を感じたりするようになりました」

闇雲に独学を進める事に不安を抱き、勉強するためのガイドとしてAPアカデミー(*1)の冊子を開いた。

(*1)APアカデミー
APCの社内大学。年間100講座以上の研修を開催。社員は自由に研修を受講することができる。

何をどう役立てるかは自分次第

「興味のあるもの、関連がありそうなものは片っ端から受けました。受けて損する物は一つもないし、無限に講座があるわけでもないので」

こうしてT・Mは1年半で20以上の講座を受講した(*2)。
目の前の業務に直接関係ないと思っていた講座の内容が、思わぬところで役に立つことも。

なにより自分の見識が深まること自体が楽しくて仕方がなかった。

「業務にあまり関連の無い分野の知識を持っていることは、周りのエンジニアとの差別化になると思います。
同じプロジェクトで同じ業務をやっていると、知識やスキルが似通ってきますが、そこでプラスアルファの知識を持っていることは、強みになるし自信にもなりますよね」

(*2)T・Mの受講講座(一部抜粋)
「ロジカルシンキング/問題解決研修」
「ファシリテーション研修(リーダ)」
「実践リーンスタートアップ(リーンキャンバス作成)」
「運用設計ワークショップ(基礎編:体系理解)」
「作業効率化研修(マクロ/VBA Excel応用編)」
「Docker環境構築」
「VMware設計構築&管理」 等々

やり切ったからこそ生まれた自信と掴んだチャンス

ある時、スキルアップに励むT・Mを見た先輩エンジニアが、「技術やりたいならA社様の案件がいいよ」とアドバイスをくれた。

『行きたい!』と言って簡単に叶うものではない。ダメもとで上司に相談したところ、上司がお客様に掛け合ってくれ、案件を頂けたのだ。

その案件は、某大手通信会社での統合開発クラウドにおける、パブリッククラウドの開発標準を作る為のプロジェクトで、AWS上にテストシステムの構築などを行う。
当時のT・Mからすれば、大きなキャリアアップだ。

「実はAWSの勉強は十分できていなかったんです。でも、これまで色々勉強してきたことが『多少足りなくてもなんとかなるだろう』という自信に繋がりました」

こうして積み上げたスキルは、案件だけではなく社内のワーキンググループでも活かされ、2016年度下期のAPC Factory Award で金賞を受賞した。

人との縁とタイミングがもたらしたチャンスを掴むことが出来たのは、自分自身で積み上げてきた努力があってこそだった。

「レベルアップするのに近道はなくて、少しずつ積み上げていくしかないんだと思います。
どうやって勉強しようかと悩んだときに、APアカデミーがあったのは恵まれていました。
とにかく悩んでる暇があったら何かに取り組んで、それを切っ掛けに少しづつでもいいので、inputやoutputを継続する。継続することで、少しずつ積みあがっていき、技術力や自信が身につくんじゃないかと思います」

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