2021/12/14
エンジニアの出張授業「Ansibleをはじめよう【Day2】ハンズオン!」in日本電子専門学校
日本電子専門学校のネットワークセキュリティ科2年の生徒さま向けに、『Ansibleをはじめよう』という授業を行いました。「自動化ツールであるAnsibleに触れ、自動化の世界を体験する」のが本授業の目的で、全2回となっています。
講師は、当社テクニカルエバンジェリストであり、日本電子専門学校の卒業生でもある横地が担当しました。今回はDay2です。
2回目の授業となる今回は、みんなの大好きな「ハンズオン」でAnsibleを使った自動化を体験していただきました。
まずはおさらいから。
インベントリやモジュール、Playbookで使用するYAMLの書き方など、今日のハンズオンで必要な知識を振り返りました。
そしてハンズオンの開始!
今回はAnsibleがインストールされたサーバーとCisco IOSルーターを一人1セット用意しました。
横地「2クラス分で80セットが必要でしたが、この環境構築もAnsibleで自動化しました。一台ずつ構築していたら気が遠くなりそうですが、Ansibleを使ったので楽々でした」
ハンズオンでは5つのシナリオを準備しました。
・ハンズオン1: 準備と確認
Ansible インストール済みサーバーに接続し、環境の確認をする
・ハンズオン2: showコマンドの自動化を体験しよう
作成済みのPlaybookを利用してshow コマンドの自動化を体験する(Playbookの実行)
・ハンズオン3: コンフィグ投入を自動化しよう
ネットワーク機器への設定コンフィグの投入を自動化するPlaybookを自分で書く
・ハンズオン4: IPアドレス設定を自動化しよう
L3レベルのインターフェース設定をする専用モジュールを利用して、IPアドレス設定を自動化する
・ハンズオン5: インターフェースの基本設定を自動化しよう
インターフェースの基本設定をする専用モジュールを利用して、description の設定を自動化する
ハンズオン3以降は自分でPlaybookを書く演習です。3・4は正解のPlaybookがテキストに載っており、コピペもできるようになっていましたが、中には果敢に手打ちで挑戦する生徒さんもチラホラ。
「なんでエラーが出るんだよ-!」「ここにスペース足りなくない?」
というように、生徒さん同士でエラーに立ち向かう姿も見られました。
特に最後のハンズオン5は、正解のPlaybookがテキストに載っていないので、苦戦する生徒さんも多かったようですが、「自分で考えてPlaybookを書くのが楽しかった」というアンケートの回答も。
さすがエンジニアの卵たちですね。
授業後のアンケートでは、生徒さんからはこういった感想を頂きました。
・ハンズオン5で自分で考えるのが燃えた。ありがとうございました。
・仕組みを理解すればかなり便利になるものであるため、使っていて非常に楽しかったです。
・今回の実習を身近なCisco製品を通して行うことにより活用すれば非常に便利なものであるということに気づいた。
・自宅サーバやルータの設定、VPSの設定などで役立てたいと思う。
講師 横地より
ハンズオンは、内容や難易度の設定に悩みましたが、みなさんに楽しんでもらえて嬉しかったです。
ハンズオン4と5は時間がある人向けに用意していたのですが、理解も作業も早く、全部終わった方が多かったです。
中には、全部終わって、自分なりの課題を新たに作って取り組まれてる方もいらっしゃいました。
また、自分で考えるハンズオンの感想で「燃えた」といただいたのは、思わずニヤリとしました。
改めて、みなさんの今後の活躍が楽しみと感じました。
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Qiita