2022/06/17
地方採用・ワーママ採用についての思いを事業部長に聞いてみた
エーピーコミュニケーションズでは、育児をしながら働くワーママエンジニア採用を行っています。フルリモート勤務も可能なので、地方在住の方も大歓迎です。
前回の記事「自分のキャリアを諦めない!ワーママエンジニアの働き方@愛知」では、今年APCに入社して愛知からフルリモートで勤務しているママさんエンジニアに、なぜフルリモート勤務を選んだのか、ワーママとしてどんな働き方をしているのかインタビューをしました。
その中で、このような苦労や不安があったことを話してくれました。
「今はフルリモートでもコロナが明けたら通常通りになる可能性もある、という前提のところはそこそこあったのですが、恒久的にフルリモートを前提としているところは多くなかったです」
「リモートワークについてというよりも「育児をしながら働く」ということに対してどこまで理解して頂けるか、という不安は少しありました」
今回は、こういったことに対してAPCがどんな考えやスタンスを持っているのかを、事業部長の河野にインタビューをしました。
クラウド事業
事業部長
チームビルディングに携わるべく2015年に入社。2016年にスタートしたOpenStackのプロジェクトを急拡大させ会社を代表するプロジェクトに育て上げた実績により、入社4年で事業部長に就任。部下のパフォーマンスを最大化する能力に秀でている。
若いころはスノーボーダーとして生計を立てていた異例の経歴を持つ。お酒は飲まないがしらふでも盛り上げ役ができる稀有な存在。
リモートワークはコロナ禍対策ではなく、エンジニアのための働きやすい環境整備
-今APCではリモートワークを前提とした地方採用や、ワーママさんの採用に力を入れていますが、数年前では考えられないことですよね
河野:そうですね。特に私の事業部ではお客様先常駐がメインなので、以前はリモートワークなんて考えられませんでした。それが、コロナ禍によって一気に世の中のリモートワーク化が進み、常駐させて頂いている多くのお客様もリモートワークになりました。
これによって、地方にお住まいの方や時間に制約のある例えばワーママさんなどを採用対象とすることができるようになりました。
-APCでは前例がない採用手法なので、始めるには勇気が必要だったのでは?
河野:確かに最初は「コロナが落ち着いた時に、お客様先でリモートワークが廃止になったらどうしよう」という不安はありましたね。
でも、もし世の中が元通り(出勤がメイン)になったとしても、「状況が変わったのでリモートワークはできなくなりました」なんてことは絶対に言いたくないし、会社の都合で社員を振り回すようなことも絶対にしたくない。
なので、地方採用の場合は最終面接で必ず現地まで会いに行くことにしました。
住んでいるのは都市部なのか、移動に車が必須な場所なのか、お子さんの送迎などは必要なのか、日々の買い物ができる場所は近いのか……その人の生活環境を実際に目にしておくことで、万が一状況が変わって何かを判断しなければならなくなった時に、「あの環境の中で、今と同じような生活を彼・彼女が維持できるようにするには、どんな選択をすべきなのか」っていうのを真剣に考えられるようにしよう、と。
世の中がどうなっていくかはコントロールできないので、どうなったとしても責任を取るっていう覚悟を持つことで腹をくくったという感じですね。
-実際に行かれてみてどうでしたか?
河野:働きながら子育てをしているとか家族の介護をしているとか、そういう方にとってリモートで仕事をすることがどれだけ重要なことなのかを、環境を見て実感できましたし、「これであとには引けないぞ!」って自分を鼓舞してました(苦笑)。
ーAPCでのリモートワークは、コロナ禍が収束しても変わらないのでしょうか?
河野:リモートワークを始めたのはコロナ禍がきっかけでしたが、今はエンジニアが働き易い環境を実現する手段の1つなので、コロナ禍の収束で変わるものではありません。
お客様先の状況が変わることはあるかもしれないので、場合によっては別の案件に入っていただくことはあるかもしれませんが、リモートワークを前提としてご入社頂いた方が出勤しなければならなくなる、ということはありません。
「働きたいのに働けない」を解消し、どんな人でも向上心を生かせる場所に
ーワーママさんの採用についてはどのようにお考えですか?
リモートワークができなかった頃は、ワーママさんの多くが時短をご希望されていたため、案件のアサインが難しく積極的に採用することができませんでしたが、リモートワークができるようになったことで、フルタイムでお仕事をしてもらえる方が増え、晴れて採用することができるようになりました。
「リモートワークでも時短を希望」という場合はまだ少しハードルが高いのですが、始業時間を前後にずらすことで7.5hを確保してフルタイムで働けるよう、一緒に模索することはできると思っています。
ワーママさんに限らず、家族の介護や自身の体調など、色々な理由から「本当はフルタイムで働きたいのに働けない」という方はたくさんいらっしゃいます。
今までできなかったリモートワークが普通にできるようになって、組織の考え方もだいぶ柔軟になってきたので、新しい働き方を作っていくことで、こういった方にも活躍してもらえる場を作りたいと思っています。
色々なバックボーンを持った人がそれぞれのライフスタイルを維持しながらAPCでキャリアを積み、事業にも貢献してもらう、というのを一緒に作っていけるといいな、と。
ーそういった環境を作るために考えていることはありますか?
APCの良いところの一つに「個々人に寄り添う柔軟な対応」がありますが、社員数も400人を超え、今後この「柔軟な対応」が行き渡らなくなっていくことを懸念しています。
ちゃんとパッケージ化・定型化された制度があれば、その制度があるということを知って活用してもらい、もっともっと働きやすい会社になっていくはずです。とは言え、制度に縛られすぎても良くないので、「個々人に寄り添う柔軟な対応」はAPCらしさとしてずっと残っていくと思います。
これは、地方在住の方やワーママさんなど、今までにないバックボーンを持った方に入社頂いたことで、視野が広がり考えさせられたことの一つですね。
ーどのような方にAPCへ入社してほしいですか?
私たちはエンジニアのキャリアアップを本気で応援する会社なので、向上心をもっているけど生かせない人が救われる場で有りたいと思っています。
育児や介護などの事情があると、仕事に100%注力するのは難しいかもしれません。そんな中でも将来的なキャリアアップを考えたいという意欲のある方に、ジョインして頂けると嬉しいですね。
-ありがとうございまいした!
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Qiita