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2025/03/05

“エンジニア同士のつながり”で生まれる新たな価値。JANOG meetingの舞台裏

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ネットワーク運用者のためのコミュニティ「JANOG(※)」は、ネットワーク運用の標準化や技術革新に大きな影響を与えてきた存在です。特に年に2回行われる大規模なJANOG Meetingでは、最新技術や運用のトピックに関する議論を実施するなど、業界全体の発展に貢献してきました。

今回、2025年2月1月22日から24日まで開催された「JANOG55 Meeting」に、エーピーコミュニケーションズのエンジニアである海老澤が企画編成委員として参加。運営スタッフにエントリーした理由、背景にある想い、実際にやってみての感想や今後の展望について聞きました。

海老澤 直輝(えびさわ なおき)
エンジニアリング部門 iTOC事業部 BzD部 ACT 兼 エンジニアリングメンター室
2021年4月、エーピーコミュニケーションズに新卒入社。Ansibleを活用したITインフラ自動化における課題解決を行うiTOC事業部 BzD部 ACTに所属。2022年1月、Ansibleを強みとするエンジニアとして、プロフェッショナル職を選択。技術ブログや登壇などを通じて、Ansibleのさらなる技術進化に貢献するべく健闘中。過去記事:こちら

(※)「JANOG(Japan Network Operators’ Group)」は、日本のネットワーク運用者のコミュニティグループ。インターネットに於ける技術的事項、および、それにまつわるオペレーションに関する事項を議論、検討、紹介することにより日本のインターネット技術者、および、利用者に貢献することを目的に活動している。

「JANOG」に感じた価値

——「JANOG Meeting」のスタッフとして参加した理由を教えてください。

一番の理由は、「JANOG」というコミュニティを盛り上げていきたいと思ったからです。
最初に私が「JANOG」を知ったのは、今から5回前に開催されたJANOG Meetingです。会社の同僚から教えてもらってオンラインで参加しました。それ以降は山梨や長崎、福岡、奈良などの開催場所に足を運び、ネットワークに関する情報共有や技術交流を楽しんでいます。
複数回参加してみて、「JANOG」の魅力や価値を感じ、自分も微力ながらその支援ができたらと思い、運営スタッフとして参加することにしました。


※写真は JANOG55 Meeting フォトアルバムより

——海老澤さんが感じた「JANOG」の魅力とは?

一つは、異なる企業や組織のエンジニアとのつながりを築ける点です。過去のJANOG Meetingを振り返っても、自分のキャリアに影響を与えるような出会いがありました。他にも、SNS上で知り合った方と実際に出会う場になったり、このイベントをきっかけに関係性が深まったりすることもあります。業界内でのネットワークを広げる機会になっていると思います。

もう一つは、議論を通じて、有識者から最新技術や現場経験の話が聞ける点です。幅広い専門知識を持つエンジニアや、研究者、業界のリーダーと呼ばれるような方々の話は、本当に貴重です。プログラムの中には撮影、録画、SNS投稿禁止の「未公開プログラム」と呼ばれるものがあって、現場での経験や技術的な課題など、“ここでしか知り得ない話”を聞くことができます。

会社が「社外イベントへの参加」を後押し

——運営スタッフの役割について教えてください。

大きくは、JANOG Meetingのプログラムを企画構成する「プログラム委員」、ネットワークエンジニア向けのトラブルシューティングコンテストを企画運営する「NETCON委員」、会場設営や広報などを担う「企画編成委員」の3つの委員から構成されています。

今回、私がエントリーしたのは「企画編成委員」で、JANOG Meetingを成功に導くために動く「何でも屋」のイメージです。会場の導線確認、各プログラムの広報、イベント企画と当日の運営などと担当範囲が幅広いので、全体を理解できると考えました。

——具体的な活動内容はどのようなものになりますか?

私が担当したのは、昼休みの「ランチ企画」とイベント後の「懇親会」の企画運営です。
「ランチ企画」は学生や新社会人といった若者を対象にしたもので、準備からランチ会の運営までを担い、当日は5分程度のLightning Talksも担当しました。


※写真は JANOG55 Meeting フォトアルバムより

100人以上の参加者が集まる人気ぶりで、ランチ後は参加者同士で会話をしたり、名刺交換をしたりと、とても盛り上がっていました。参加者のみなさんが楽しそうに交流する姿を見ることができて、とても嬉しかったですね。

——はじめて運営に参加するにあたって、戸惑いはありませんでしたか?

特にありませんでした。私以外にも初スタッフの方が多くいたので、運営側からのフォローも手厚かったように思います。分かりやすく指示を出してくれて、自分で進めたところに関してはアドバイスもいただけたので、動きやすかったという印象です。

それから、今回の取り組みを会社が支援してくれたことも、スムーズに取り組めた理由の一つです。事後レポートなどのアウトプットを前提として、事前準備や会期中は業務として参加させてもらいました。業務調整に協力してくれたチームメンバーや、上司にとても感謝しています。エーピーコミュニケーションズの社員がJANOG Meetingの運営スタッフとなるのは私が初めてのケースだったので、よい前例になれればと思っていました。

「JANOG」に限らず、エーピーコミュニケーションズには、エンジニアの社外イベントでの登壇やスタッフ参加を応援してくれるカルチャーがあるので、積極的に参加することができました。

インフラエンジニアの価値を高め、業界に貢献

——「JANOG Meeting」に運営として参加しての感想を教えてください。

運営に参加してみて、これまで以上に「JANOG」を好きになりましたし、大きな可能性を感じました。

——可能性というのは?

「JANOG」の活動によって、インフラエンジニア職の価値を上げることができると思ったんです。
異なる企業や組織のエンジニアとのつながりが持てたり、有識者から最新技術や現場経験の話を聞くことができたり、そういった外部からの刺激によって視野がグッと広がる。「こういうこともあるのか」、「こういう技術があるのか」と気づき、自らを高める原動力になると思うんです。

若手エンジニアが置かれている現状を見ると、コロナ以降、若手同士でつながる場がほとんどない。リモートワーク中心で社内でもつながるのが難しいのに、社外との関わりはもっと少なくなっています。だからこそ、「JANOG」のようなコミュニティを通して、新たな出会いが生み出せればいいなと思います。

こういった場にインフラエンジニアの仕事に面白さを感じている若手層が集まれば、互いの経験や知識、技術にインスパイアされ、優秀なエンジニアがどんどん育っていくはずです。そうやって優秀な人が増えれば、インフラエンジニアという仕事自体の価値が上がり、今後の業界発展につながっていく。「JANOG」はこういう可能性を持った取り組みなのだと、思っています。

今回の経験を経て、個人的にやってみたいと思うことがあります。それは、新しいコミュニティを作ることです。まだ検討段階ではありますが、クラウド領域に携わる若手エンジニアが集まるグループを立ち上げたいと考えています。
エンジニア同士のつながりを強くすることで、インフラエンジニアの価値を上げていく。そんな視点を持って、社内外問わずさまざまな取り組みにチャレンジしていきたいですね。

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