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2025/04/17

今だけでなく“エンジニアの将来”を見据える――「市場価値」を軸にした案件選び

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クラウドインフラの設計・構築・運用を中心に、受託・請負や常駐支援を通じてお客様の課題解決を支援する技術サービスを提供しているクラウド事業部では、クラウドエンジニアを募集しています。
この記事では、事業部長の河野からのメッセージを紹介します。

▼募集要項(カジュアル面談もこちらからお申込みいただけます)
OCIエンジニア
AWSエンジニア
Azureエンジニア

「市場価値が上がる仕事しかしない」──クラウド事業部が大切にしていること

――まずは、クラウド事業部がどんな組織なのか教えてください。

河野:クラウド事業部は、当社の中でも最大規模の事業部で、230名ほどが所属しています。「IaC技術推進部」と「クラウドエンジニアリング部(CLE部)」という二つの部門に分かれていて、それぞれに特色があります。
IaC技術推進部は受託・請負型の案件が中心で、クラウドの設計・構築、運用保守を一貫して担当します。CLE部は、プロフェッショナルサービスとしてSESや業務委託の形で、お客様先に常駐しながら技術支援を行う部署です。こちらには15~20程のプロジェクトが属しています。

IaC技術推進部をもう少し詳しくお話しすると、設計構築を担当するDWI、DBIという2つのチームと、運用保守を担当するCOGというチームの3つに分かれています。DWIはクラウドリフトやオンプレミスからの移行、周辺の業務を技術領域として担当し、DBIはリフトした先のクラウドシフトといわれる開発が混じるような領域を専門としています。この部門の特徴は、案件規模が比較的小さく、自社で最後まで責任を持って完結できる点にあります。初期フェーズから運用まで、すべての工程に関わることができるのは大きな魅力です。

一方でCLE部は、大手SIerと協力しながら巨大なシステム開発に携わります。担当するのはプロジェクトの一部かもしれませんが、社会的インパクトの大きな案件や、組織の進め方を学べる場でもあります。

――どちらも違う魅力があるんですね。

河野:はい。だからこそ、「どちらが上か」ではなく、両方を経験しながら自分に合ったキャリアを見つけていける環境にしています。事業部内での異動も、本人の希望や成長に合わせて柔軟に対応しています。
そして、クラウド事業部は「エンジニアの市場価値が上がらない仕事はしない」というポリシーで運営しています。エンジニアとして経験値が積み上がらないような業務は、どんな契約形態であっても基本的に請けていません。

――そのポリシーはどこから来ているのでしょうか?

河野:一つは私の原体験です。私のエンジニアとしてのキャリアは、かなりハードルの高い案件に配属されたところから始まりました。あまり苦労せずにのほほんとしている同期もいるなか、自分はやったことのないフェーズで知らない技術に向き合う日々。「なんで俺ばっかりこんなに難しいことをさせられてるんだろう」と思っていたんです。当時は本当に辛かったのですが、振り返ってみると、そこで得た知識や経験があったからこそ、今の自分があるんだと実感しています。
だからこそ、私たちの事業部ではこのポリシーを掲げています。

強みはクラウドの“色”に縛られない提案力──マルチクラウド戦略の真価

――事業部の強みについてお伺いしたいのですが、クラウド業界では、各社の“強みの色”がはっきりしてきた印象がありますね。

河野:そうですね。最近は「AWSに強い会社」「Azure専門」といった、“色付けされた”ベンダーが増えてきたと思います。ただ、私たちはあえてそうした方向には寄せず、AWS、Azure、Google Cloud(旧GCP)、OCIと、複数のクラウドに対応しています。お客様の課題に対して「一番合うもの」を提案するためには、1社に偏らない柔軟性が必要だと思っているからです。
ユーザー目線で言うと、裏で何のクラウドが動いているかは、そこまで重要ではありません。求められるのは、安全性やコスト、運用のしやすさ。そのためには、どのクラウドが適しているかを中立的に判断できることが大事なんです。

ご支援先に関して言えば、もともとは大手SIer経由の案件が多かったのですが、ここ数年で、事業会社からの直接依頼=プライム案件が大幅に増えてきています。
これは当社の技術力と対応力が評価された結果でもありますし、単なる外注ではなく“パートナー”として信頼されるようになってきた証だと思っています。
特に中小企業のお客様は「クラウド化したいけれど、何から始めたらいいかわからない」という方が多く、我々の経験と提案力が活きる場面が増えています。

OCIという伸びしろに、先行して挑むチャンスがある

――ここ最近は、OCI(Oracle Cloud Infrastructure)に力を入れているとお聞きしました。

河野:そうなんです。OCIに取り組み始めたのは2024年の夏頃ですね。正直、最初は社内でも「なぜ今OCI?」という声がありました。Oracle=データベースの印象が強かったですし、実績や情報も少なかったので。
しかし、OCIは価格面での優位性が高く、今後のクラウド市場の流れにもマッチしている。しかも、OCIに特化したSIerはまだ出てきていない。今だからこそ、私たちがこの分野でトップを目指せる可能性があると判断しました。
今では、一次請けや二次請けで複数の案件が動いています。OCI資格の取得支援キャンペーンを立ちあげたところ、100人近くの申し込みがあり、社内での盛り上がりも感じています。「OCIをやりたい」と言って入社してくれる人も出てきていて、注目度は確実に上がってきています。

アウトプットを“会社のため”ではなく“自分の価値”に変える文化

――カルチャー面も気になるポイントです。どんな雰囲気ですか?

河野:一言で言えば「アウトプットを大切にする組織」です。登壇やコミュニティ参加、ブログ執筆など、発信することを推奨しています。加えて、資格取得にも力を入れています。
たとえば資格取得に関しても、報奨金制度がありますし、上司やマネージャーが率先して取得することで、「自分もやろう」という空気が自然とできあがっています。
これはあくまで私個人の考えですが、資格を取ったり、登壇したり、ブログを書くこと自体は、「会社で評価されるため」にやるべきものではないと思っています。もっと視野を広げて、“市場から評価される存在”になるために動いてほしいと考えています。
社内だけで完結する評価は、どうしても視野が狭くなりがちです。たとえば資格一つとっても、「転職市場でどう見られるか」という観点で取得する方が、実は本質的だと思うんです。記事やブログも同じで、世の中に向けて発信することが、自分の価値を高めてくれる。そうした“個人の市場価値を高める行動”を、会社として後押ししていきたい。それがクラウド事業部のスタンスです。

キャリアの可能性を広げる“動ける組織”

――配属後のキャリアの選択肢も豊富ですよね。

河野:そうですね。CLE部とIaC技術推進部の間で異動ができることで、大規模案件の一部を担う経験と、小中規模案件を最初から最後まで見渡す経験の両方を積むことができます。それは大きな魅力のひとつだと思います。
異動は、本人の希望やキャリアプランに応じて柔軟に対応していますが、そのためには「自分から動く」姿勢が欠かせません。次のステップに進むには、それなりの準備や努力も必要です。
権利を主張するだけではなく、お互いを尊重しながら、前向きに成長していける人が、一番この環境にフィットすると思います。

――現在の働き方についてもお聞きしていいですか?

河野:現在のリモートワーク率は9割程度。地方在住のエンジニアも多く、設計や構築フェーズなど物理的作業が必要ない工程は基本的にリモートで完結できます。
ただ、年に数回は出社してチームで顔を合わせたり、プロジェクト単位でリアルなコミュニケーションの機会を設けたりしています。距離があっても、つながりを感じられるよう工夫しています。

「転職はゴールじゃない」──未来の自分と向き合える場所

河野:私はよく面接で「転職はゴールじゃない」とお話しします。新しい職場でどんなことにチャレンジしたいか、自分をどう成長させたいか。そこを見据えて、うちに来てくれる方とは、長く一緒に働けると思うんです。
我々の会社は決して大手ではありませんし、名前を知らない方も多いと思います。でも、一次面接でお話しすると、ほとんどの方が「思ったより良かった」と言ってくださいます。
転職活動って大変だと思いますが、「キャリアをリスタートしたい」「新しい場所で挑戦したい」という思いがある方には、きっとフィットするはずです。会社の規模ではなく、中身で判断してくれる方に、ぜひ一度お会いしたいです。

▼募集要項(カジュアル面談もこちらからお申込みいただけます)
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