2026/04/28
私じゃなきゃいけない理由を証明したい。「0歳児育児」と「1日2時間の研鑽」を両立させる、プロとしての覚悟
シリーズ「新しい環境で輝く人たち —— 入社直後から成果を出す理由」 では、エーピーコミュニケーションズ(APC)に入社して間もない時期から成果を上げた社員にフォーカス。
早期活躍の理由や、大切にしている仕事観、そして「なぜAPCだと活躍が加速したのか?」を語ってもらいます。
今回登場するのは、0歳児の育児中という多忙な環境に身を置きながら、入社10か月で、2025年度下期のAPCアワードで「キャリア新人賞」を受賞した照屋さん。妥協せずプロとしての覚悟をもって挑み続ける彼女の原動力とは。その根底にある「圧倒的な責任感」について聞きました。
照屋 菜誉美 (テルヤ ナエミ) クラウド事業部 クラウドエンジニアリング部 GROC
大阪府在住。大学在学中より声優を目指し、卒業後も精力的に活動。その後、完全未経験でIT業界へ。前職では主にAWS案件に従事。2025年4月、APCへ。入社後のPJ案件にて、OCI×IaCを経験。現在は某SaaS企業のSREメンバーとしてAzure、CI/CD、コンテナ技術を勉強中。
「私がここにいる理由」を証明し続けたい
── まずは、現在の具体的な業務内容について簡単に教えてください。
照屋:クラウド事業部に所属し、現在は主にOCI(Oracle Cloud Infrastructure)やIaC(Infrastructure as Code)を用いた案件に参画しています。入社時点では経験のない領域でしたが、現在は構築作業に加え、設計変更時の影響範囲の整理なども担当しています。また、業務の中で運用の改善点などに気付いたときには、提案も行うようにしています。
── 入社してすぐに目覚ましい成果を出し、新人賞を受賞されました。その原動力はどこにあるのでしょうか。
照屋:根底にあるのは、「私がここにいる理由」を証明したいという強い思いです。期待に応えるのはもちろん、対価以上の価値を返すことには人一倍こだわりがあります。
実は大学卒業後、数年間は声優を目指して活動していたんです。養成所に通い、オーディションを受ける日々の中で痛感したのは、芸能界ではどこまでいっても「選ばれるのを待つ」立場にあるということ。どれだけ努力しても選ばれず、「自分の代わりはいくらでもいる」と思い知らされる経験を何度もしてきました。
だからこそ、誰かに選ばれるのを待つのではなく、自分の力で「必要とされる場所」を築き、自分の存在価値を実感したかったんです。それが、エンジニアという道を選んだ一番の理由です。
── 「必要とされる場所」と「エンジニア」が、照屋さんの中でどうつながったのでしょう?
照屋:家族が技術職揃いだった影響もありますが、一番の決め手は、世の中的に圧倒的なエンジニア不足だったことです。
誰の代わりでもない、個人のスキルがそのままプロジェクトの推進力になるような場所で頑張りたかった。自分の努力次第で「あなたにいてほしい」と言ってもらえる環境なら、誰よりもストイックに成長して、自分の存在価値を証明できると思ったんです。努力がストレートに必要とされる場所へ身を置く。それが、私にとっては一番モチベーションを高く保てる道でした。

▲子供に季節を感じてもらうために、秋は紅葉を見に行ったり、春は桜を見に行ったりしています
プロである以上、技術の浅さは言い訳にしない
── 飛び込んだIT業界、未経験からのスタートに戸惑いはありませんでしたか?
照屋:最初の現場では、朝会で周りが何を話しているのか1ミリも理解できなくて、正直に言えば衝撃を受けました(笑)。そして「まず一言一句メモして、全部調べる」ことから始めました。分からない言葉をすべて書き出し、その場でググって覚える。そうやって突き止めていく作業に没頭しましたね。
もともと歴史が好きだったこともあって、物事の原因と結果を突き詰めていくのが好きなんです。だから、知識をつないでいく作業は、むしろ楽しくて自分に合っていたのかもしれません。
一方で、「自分はプロなんだ」という意識も強くありました。お金を払って契約してくださっている以上、お客様からすれば私が新人かどうかなんて関係ありません。だから、未経験の頃から「技術の浅さ」を言い訳に見せないよう必死でした。
分からないことはその場ですぐに補完し、最速で打ち返す。メンバーという立場であっても、常にリーダーと同じ視座でプロジェクトを考え、プラスアルファの行動を積み重ねること。それが信頼を築くために、私がずっと大事にしてきたことです。
── 入社後、未経験だった技術スタックへのキャッチアップが非常に早かった点も、そのマインドの表れですね。具体的にどのような工夫をされたのですか?
照屋:未知の技術を「段階的に理解する」工夫をしました。例えばOCIでTerraformを使う際、いきなりOCI環境で取り組むのではなく、まずは使い慣れたAWSでTerraformを試して概念を掴んでから、OCIへ知識をスライドさせたんです。また、APCには自由に検証できる自社環境があったことも、新しい技術の習得をスムーズに進められた大きな要因です。
こうした裏での努力に加え、最近はアウトプットも意識しています。以前、上司から「発信しなければ伝わらないし、組織の資産にならない。アウトプットはどんどんして行った方がいいよ」とアドバイスをもらい、技術ブログの記事を書き始めました。
密かにアップした記事をその上司が見つけてくれて、月次で発信されている事業部の社内報に取り上げてくれたこともありました(笑)。自分の取り組みをちゃんと見てくれる環境があることは、さらなる挑戦への大きなモチベーションになっています。
フルリモートを、自分を高める武器に
── 現在は大阪からのフルリモートで、0歳のお子さんを育てながらの勤務です。多忙な環境かと思いますが、仕事や自己研鑽にはどのようなマインドで向き合っているのでしょうか。
照屋:実は、子供が生まれたことでより仕事へのやる気が増したんです。将来、子供が何かやりたいことを見つけた時に、「なんでも挑戦させてあげられるだけの基盤」を今のうちに築いておきたい、という強い使命感があります。家族も非常に協力的で、夫や近くに住む母に支えられながら、今まさに全力でアクセルを踏めている感覚です。
特に自己研鑽は怠らないようにしています。目標は1日2.5時間ですが、どんなに忙しくても最低2時間は、必ず自己研鑽の時間を確保すると決めて取り組んでいます。もちろん0歳児を育てながらなので、まとまった時間を取るのは簡単ではありません。だからこそ、子供を寝かしつけた後の時間や、これまで無意識にスマホを眺めていた数分間など、隙間時間を一つひとつ執念でかき集めている感じです。
正直、体力的にはハードだと感じる日もあります。ですが、それ以上に「もっと自分を高めたい、新しい技術をモノにしたい、仕事をより充実させたい」という欲求が勝っているんです。今日得た知識が、明日の現場でお客様への貢献に直結するという手応えがあるからこそ、毎日迷いなく頑張れています。
── 仕事と育児、そして学びを並行する。それらを支える鍵はどこにありますか?
照屋:やはり、場所を選ばない「フルリモート」という環境は不可欠でした。移動時間がない分、そのすべてを仕事や研鑽の時間に充てられる。大阪にいながら東京の最先端案件に携わることができるこの環境は、今の私にとって間違いなく最適な選択です。この欲張りな働き方を支えてくれるAPCの制度が、最大の安心材料になっています。
それと、私の入社の決め手は面接が非常に「現実的」だったことなんです。他社の面接では、子育て中だと伝えても「希望の技術に触れます」といったポジティブな話がメインで、仕事と育児が本当に両立できるのかという踏み込んだ話は出てきませんでした。
一方、APCの面接では「本当に両立できるのか」「これまでの経験領域とは違う技術にチャレンジする場面もあるが、大丈夫か」と、一歩踏み込んだ話しをしっかりしていただけたんです。そのとき、きれいごとだけではない現場のリアルを隠さずに伝えてもらえたことで、逆に信頼できましたし、安心して飛び込むことができました。

▲最近は神戸にある水族館に行き、比較的生き物が近くで見れる水族館で子供が大興奮でした
牙を研ぎ続け、期待を先回りするエンジニアへ
── 最後に、今後の展望を教えてください。
照屋:直近の目標は、Kubernetes、コンテナやCI/CDといった個人で勉強してきた知識を実務に落とし込み、DevOpsやSREの領域へと対応できる技術スタックを広げていくことです。
ただ、技術力は大前提。それと並行して今後は、生成AIに代替されない「提案力」や「課題解決力」をより一層磨いていきたいと考えています。お客様の潜在的なニーズを汲み取り、先回りして動ける。そんなエンジニアこそが、本当の意味で必要とされる存在だと思うからです。
大阪での生活を大切にしながら、エンジニアとして牙を研ぎ続ける。「育児中だから」「地方にいるから」と何かをセーブするのではなく、どれも妥協なく欲張って、アクセル全開で走り続ける。そんな「自分に妥協しない働き方」で、挑戦を続けていきたいですね。
* * * *
エーピーコミュニケーションズでは中途も新卒も積極的に採用中です。
お気軽にご連絡ください!
▼エンジニアによる技術情報発信
tech blog APC
Qiita






