伴走支援を経て、Datadogは同社のシステム監視に大きな改善をもたらしている。「以前、あるインシデントの調査と対応に40時間近くを要したことがありました。仮に同様のケースでも、Datadogが導入された現在は、それこそ数分で異常を察知し、迅速に対処することができます。これは特に劇的な例ですが、通常のインシデント対応においても、費やす時間は体感で数十分の1に短縮されています」(藤嶌氏)
とりわけ高く評価しているのが、APM(アプリケーション性能監視)機能だ。
「以前は『システムの処理が遅い、遅延している』と指摘を受けても、これまでの経験から当たりをつけて対応するしかありませんでした。今はAPMの画面を見れば、どの処理で、どれくらいの遅延が発生しているのか、根拠を持ったデータとして把握できます」(藤嶌氏)
アラートについても、Datadog上で設定し、Slackへの通知まで連携できる。ダッシュボード機能も直感的な操作で柔軟に作成できる使いやすさがあり、今後は経営陣や各事業部の担当者に向けたダッシュボードを提供していく考えだ。
さらにDatadogの導入効果は、システム投資に対する意思決定のスピード向上という形でも表れている。
「Datadogで収集・可視化したログやAPMのデータを見ることで、AWS環境におけるシステムの
負荷状況を実測値として把握し、そのデータを根拠に、リソース増強が必要であることを経営陣に説明できます。さらに、増強に伴うコスト試算もあわせて示せたことで、社内承認までスムーズに進められました。このように感覚ではなくデータに基づいて意思決定ができるようになったことで、事業の展開スピード向上に寄与しています。」(藤嶌氏)