株式会社エーピーコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内田 武志 以下「当社」)は、本日、パロアルトネットワークス社製次世代ファイアウォールのログ情報収集・閲覧・分析を可能にするソフトウェア『PALallax』(パララックス)を、9月7日(月)オープンソースとして提供開始致します。
『PALallax』(http://ap-com.co.jp/ja/paloalto/palallax/)は、パロアルトネットワークス社次世代ファイアウォール製品に補助的な機能を追加した上で、視認性の高いデザインを採用し、直感的な操作が可能な、誰もが使いやすい製品となっています。
本製品と類似した機能を持つ製品は、既に提供されていますが、いずれも高額で販売されています。しかし、ログ情報の収集という、セキュリティに何か異常があったときのみに機能する製品に関して、高額な費用を割ける企業は多くありません。当社では、そのような企業の方々に対して、万全な運用をサポート出来るようにしたいと考え、本製品を無償で提供する結論に至りました。
今後、当社では、日本国内での次世代ファイアウォール製品導入企業の増加に備え、技術面でのサポート体制を強化して参ります。
*パロアルトネットワークス社製次世代ファイアウォールのリアルタイムログ解析ツールのOSSでの提供として。(2015 年9 月現在、当社調べ)
■「PALallax」概要
・サービス名:PALallax(https://ap-com.co.jp/ja/paloalto/palallax/)
・サービスの主な特徴
1)OSSでのご提供
OSSツールに弊社独自プラグインを組み込んだプロダクトであるため、無償でご提供が可能です。
※一部情報は弊社環境へも転送し、攻撃者情報として今後の開発に役立てることがございます。
2)シンプルかつ直感的な操作感
ビジュアライズにもシンプルで直感的に操作可能なOSSを採用し、各種グラフを見やすく配置しています。
3)リアルタイム閲覧
リアルタイムなログを閲覧可能です。別途取り込み処理等の必要はございません。
4)長期間のログ閲覧が可能
ディスクの容量次第で、長期のログを格納でき、その閲覧が可能となります。
■パロアルトネットワークス次世代ファイアウォール概要
(https://www.paloaltonetworks.jp/products/platforms/firewalls.html)
パロアルトネットワークス社が開発した次世代ファイアウォールは、ユーザー、コンテンツ、アプリケーションの面で優れた保護を提供するセキュリティアプライアンスです。米国で提供が開始され、現在、その導入規模は、大きく成長しています。2014年度のグローバルでの売上高は598百万ドルで、前年度から51%増の成長が見られました。
■PALallaxの構成イメージ図
このツールをインストールした端末に、パロアルトネットワークス次世代ファイアウォールのMGTポートからSNMP TRAPを送信します。本ツールに溜まったログが閲覧できます。なお、THREATログで一定レベル以上の脅威があると判断した場合は、弊社のサーバにログを転送して、今後の脅威対策に活用致します。
■PALallax機能の活用例
◯Threatトラフィック量の傾向を見る
Threatトラフィック量(count数)がどれくらいあるか
傾向を把握することが可能です
◯Threatトラフィックの詳細を分析
各種トラフィックの内容をドリルダウンで分析できます
◯機器の状態を確認
CPU使用率など機器のステータスを把握することができます
本件に関するお問い合わせ先
株式会社エーピーコミュニケーションズ 広報担当
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