株式会社エーピーコミュニケーションズは、ネットワークテスト自動化アプライアンス『NEEDLEWORK （ニードルワーク）』にテスト通信用プロトコルを追加したNEEDLEWORK Version 8.0.0を2020年10月30日にリリースいたしました。

◆アップデート内容

ポリシーテストのプロトコルに「HTTPS」「FTP」を追加いたしました。
今回のプロトコル追加により、ポリシーテスト機能でサポートするプロトコルは7種類（※）となりました。
※「ICMP」「TCP」「UDP」「HTTP」「DNS（TCP/UDP）」「HTTPS」「FTP」

HTTPS

シナリオで指定したドメインで自己証明書を生成し、暗号化通信を行います。
指定したドメインを、SNI（ServerNameIndicator）、およびSAN（subjectAltName）に付加しリクエストを送信するため、UTM機能（URLフィルタリング）のテストに活用可能です。

また、テストウィルス（EICAR）を付加した通信にも対応しているため、通信をネットワーク機器で復号化している環境（SSLインスペクション）でのUTM機能（アンチウィルス）のテストにも活用可能です。

FTP

FTP通信を行い、ログイン・ファイル一覧取得、ファイルのアップロード・ダウンロードを行います。通信モードはアクティブモードとパッシブモードに対応しています。

また、テストウィルス（EICAR）を付加した通信にも対応しているため、UTM機能（アンチウィルス）のテストにも活用可能です。

◆『NEEDLEWORK（ニードルワーク）』について

『NEEDLEWORK』は、ネットワーク構築後に実施する各種テスト（※）を自動で実施可能な小型のアプライアンスです。全てのテストは本製品が自動処理するため、人的ミスを限りなく「ゼロ」にするとともに、エンジニアにとって大きな負担となっていたテスト工数を大幅に削減します。機器本体だけでテストが実施できるため、テスト環境を構築する時間も不要になります。

※以下のテストに対応
・ファイアウォール、ルータ等のACLに対するポリシーテスト
・ネットワークテスト（経路、通信断時間測定）
・負荷テスト（トラフィック/セッション）

＜構成イメージ＞

「本製品により、ネットワークエンジニアの負荷を下げ、エンジニアのスキルアップや次のキャリアに繋がる、より高度な業務に取り組めるようになって欲しい」―――そんな想いからNEEDLEWORKを開発しています。
また、人口減によってITエンジニア不足が加速するこれからの時代に生産性を高める具体的な方法として多くのシーンで利用されることを心から願っています。

◆製品
・製品名 ： NEEDLEWORK （ニードルワーク）
・サービスサイト ： https://www.ap-com.co.jp/ja/needlework/