PRESSプレスリリース

2024.01.15

国内初、「Platform Engineering」に関する情報サイトを開設2024年注目の新しいIT概念「Platform Engineering」の情報収集が可能に

株式会社エーピーコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内田 武志、以下「当社」)​​は、この度、「Platform Engineering(プラットフォーム・エンジニアリング)」の関連情報をまとめた国内初の情報サイト(Platform Engineering Information hub:https://www.ap-com.co.jp/platform-engineering-info/)を2024年1月12日に公開しました。「Platform Engineering」とは、プロダクト開発において開発者がより良い機能の開発に集中し、これまで以上に速いスピードでプロダクトをリリースできるよう、開発者をサポートするための新しいITの概念です。本サイトにより、一次情報を含めた関連情報をスムーズに収集できるようになります。

■「Platform Engineering」とは

「Platform Engineering」は海外のTech企業がDevOps(※)組織をスケールしていくために考案された、開発者をサポートするための新しいITの概念で、2023年11月14日にガートナーが発表した「2024年の戦略的テクノロジーのトップ・トレンド」の一つに挙げられました。2022年6月に世界で初めて開催された「Platform Engineering」のオンラインカンファレンス「PlatformCon」は、初回にも関わらず6,000人以上の参加者を集めるなど注目を集めました。日本国内でも、2023年3月にクラウドネイティブイノベーターズ協会が「Platform Engineering Meetup」というコミュニティを発足させ、これまで6回開催されたイベントには、累計2,500人以上が参加するなど盛り上がりを見せています。
※開発担当と運用担当が連携・協力し、フレキシブルかつスピーディーに開発するソフトウェアの開発手法

「Platform Engineering」は、開発チームが開発に集中できる環境を作るために、統一されたUI(ユーザーインターフェース)となる開発者ポータルなどの開発プラットフォームを導入することで、開発まわりの補助的な業務(ノンコア業務)をセルフサービス化することにより、開発チームが本来注力すべき業務(コア業務)に集中できる環境を作るとともに、チーム内の技術や情報に対する敷居を下げます。これにより、開発者一人あたりの開発効率や立ち上がり速度が向上します。

■特設サイト「Platform Engineering Information hub」開設の背景

現在国内では経産省が警告を発する「2025年の崖」やIT人材が最大79万人不足する「2030年問題」を抱えていますが、当社では、開発チームの効率化に寄与する「Platform Engineering」がTech系先端企業のみならず攻めのDXを推進するユーザー企業にとっても、開発者の数と質の不足を補う強力な手段の一つになると考えています。
そこで、エンジニアのみならず多くのビジネスパーソンが「Platform Engineering」に関する情報を常に収集し、理解を深めることができる本サイトの開設に至りました。
これにより、企業の「Platform Engineering」の採用を推進し、日本企業のIT発展に貢献していきたい考えです。

■本サイトの特徴

「Platform Engineering Information hub」では、業界最大規模のITアドバイザリー企業であるガートナーが定義する「Platform Engineering」や「Platform Engineering」が提供する価値に関する解説、各媒体で発信されている一次情報の一覧、関連するコミュニティや団体・イベントの紹介、そして、当社Platform Engineering事業管轄取締役の上林より、当社が考える国内における「Platform Engineering」活用方法の解説や考察ブログ記事・技術ブログ記事・プレスリリースなど「Platform Engineering」を短時間で理解を深めていただくための関連情報をまとめています。

■日経クロステック連載記事公開のお知らせ

一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会代表の草間氏と当社Platform Engineering事業管轄取締役の上林執筆による、日経クロステックの連載が1月9日より公開されました。全3回の連載で、上林執筆のコラムは1月11日公開の3回目となります。海外と国内におけるPlatform Engineering活用事例や、日本の一般事業法人特有の外注モデルにおけるPlatform Engineering推進の難しさや課題、解決事例などを解説しています。
国内により注目してPlatform Engineeringを深掘りしている内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

・第3回「海外では一般事業会社もプラットフォームエンジニアリング、日本は外注モデルに課題」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02697/122700003/index.html

・日経クロステック特集トップページ
「人材不足時代の開発新潮流、プラットフォームエンジニアリング」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02697/

■一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会からのコメント

今回のPlatform Engineering Information hub開設に際し、クラウドネイティブイノベーターズ協会代表理事の草間氏よりコメントをいただいております。

当協会は、国内外のテクノロジー企業で活躍するエンジニアを中心に構成されており、その深い専門知識と知見を活用して、単なるツールの導入を超えた実効性の高いクラウドネイティブ技術の推進や、「Platform Engineering Meetup」の運営を通じた開発者の生産性向上への貢献を目的に設立されました。エーピーコミュニケーションズ様にも賛同・協力をいただいております。
近年では、クラウドの発展、DevOpsの普及により多くの価値がもたらされる一方で、開発者の負担が高まっている事実があります。Platform Engineeringは、このようなイノベーションの阻害要因となっている開発者の負担の増大、そして人材の不足を解消する重要なキーです。今回開設されるサイトは、Platform Engineeringを自社に取り入れ、DXを推進していくために有用なものだと考えています。インフラやクラウドに携わるエンジニアのみならず、アプリケーション開発者、そして企業のIT戦略に携わるCxOの方まで、幅広い方にご活用いただければと思っております。
今後も、エーピーコミュニケーションズ様とともに、Platform Engineeringをはじめとしたクラウドネイティブ技術のさらなる発展に尽力してまいります。

一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会 代表理事 草間 一人

◆当社取締役兼事業責任者のコメント

エーピーコミュニケーションズは、新しいSIのモデルを構築するNeoSIer(ネオエスアイアー)として、エンタープライズ企業のDX開発推進を支援しております。
その中でも、Platform Engineeringは、我々が最も注力している分野の一つです。ニーズの高まりを見せているこの考えは、Tech企業のみならずDX開発を推進する国内の一般事業法人にとっても、開発者の数と質の不足を補う強力な手段の一つになります。弊社はこれらの概念や手法をいち早く取り入れ実践し、クラウドネイティブイノベーターズ協会様とともに普及に努めてまいりました。
しかしながらPlatform Engineeringは技術・体制・手法も含む広がりのある概念であり、その価値について企業の決裁層やビジネスリーダーの皆様には、なかなか理解が進みづらい現状があります。本特設サイトはPlatform Engineeringの目的や価値にフォーカスし、エンジニアのみならず一般事業法人の皆様がスムーズに情報を手の内化して頂くために開設いたしました。
今後もPlatform Engineeringの最新の情報をわかりやすく発信することに努め、DX開発を推進する日本企業の成長と発展に寄与できるよう尽力してまいります。

株式会社エーピーコミュニケーションズ取締役 兼 ACS事業部長 上林 太洋

 

【参考】Platform Engineeringに関連した当社の取り組み
・プレスリリース:GitHubの有効活用で組織のDevOps実現を後押しするDevOps導入支援サービス for GitHub Enterprise
(2023年7月28日 https://www.ap-com.co.jp/pressrelease/post-10050
・プレスリリース:AIも組み合わせたBackstageで開発者体験を向上『開発者ポータル立ち上げサービス for Backstage』をリリース
(2023年6月13日 https://www.ap-com.co.jp/pressrelease/post-9845
・プレスリリース:日本初、コマンド一つで開発者ポータルを試せる「ちょこっとBackstage」をオープンソースとしてGitHubにて公開
(2023年9月15日 https://www.ap-com.co.jp/pressrelease/post-10316

本件に関するお問い合わせ先

株式会社エーピーコミュニケーションズ 広報担当
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