ABOUT現場報告会

従来の慣例に捉われずに工夫と挑戦を行い続ける

現場報告会

仕事内容や技術・ナレッジをチームメンバーから社員へシェアする場

課題

当社には事業部・部・室という組織の中に「プロジェクト」や「グループ」という単位のチームが40以上あります。それぞれのチームがどんな技術を使っていて、どんな業務をしているのかを他のチームはなかなか把握できません。PJ名鑑というテキスト上の業務紹介情報はあるものの、テキストだけではわからないこともたくさんあります。直接聞こうにも、仕事で関わらないチームのメンバーとは接点を持つ機会も限られています。そこで、「どのチームがどんな技術を使ってどんな仕事をしているのか」をチームメンバーが自ら発表者となり、他の社員に伝えていくイベントを定期的に実施しようと考えました。


ソリューション

「現場報告会」
1回の現場報告会で10-15のチームが業務内容だけでなく扱っている機器・技術、身に付くスキルや今力を入れていること、事業施策などを発表します。すべての発表をリアルタイムで実施することで、視聴している社員が登壇している社員へダイレクトに質問できまるようにしました。また、同時間帯で複数の発表を実施することで、参加者が自分の聞きたいチームを選べるように設計しています。

<実施概要>

  • 下図のようなタイムテーブルと登壇概要を全社員に公開
  • 各トラック毎に司会を配置し進行や質疑に対応
  • 参加者は開始時間に視聴したいトラックへ移動し発表を聞く
  • 発表は質疑込みで30分、10分の休憩後に次のセッションを開始する
  • すべての発表をイベント終了後に動画で公開


効果

参加した83%の社員から「満足した・楽しかった」との回答を得ました。また、88%の社員が「他のPJのことを知ることができてよかった」、56%の社員が「他のPJについて文字情報だけではなく直接話を聞くことができてよかった」とも回答しています。

<アンケート回答内容(抜粋)>

  • 実際の現場の声が聴ける、資料だけではわからないことも直接説明してもらえるのはとても良かった。
  • 他のチームの現場の課題や、改善といった話を聞くことができ、とても有意義な時間だった。
  • 視聴したチームは比較的若手の方の発表が多かったが、資料も発表内容もしっかり技術を持っている人の発表だと思った。良い環境で学び、新人が成長しているのだと思った。
  • 今度このチームに行きたい、そのためにはこの技術を勉強しようといった目標ができた。

今後の展開

現状のスタイルだと業務内容や事業施策などの紹介の要素が多いため、「このチームで実現できる具体的なキャリアパス」や、「このチームへ参入するために習得すべきスキル」といったテーマをしぼった現場報告会を実施していこうと考えています。

2021年9月6日